就活あほくさで内定蹴った男の末路|採用側になって分かったこと

就活あほくさで内定蹴った男の末路|採用側になって分かったこと
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説明会の会場に向かう電車の中とか、エントリーシートを前にして手が止まったときとか。ふとスマホで「就活 あほくさ」と打ち込んで、ここにたどり着いたんだと思います。

その感覚、1ミリも間違ってません。

志望動機を企業ごとに考え直して、自己PRの言い回しをこねくり回して、全員同じ黒いスーツで同じことを喋る。あほくさいです。実際あほくさい。


就活生
就活生

本心じゃないこと書いてる時点で、もう茶番じゃんって思うんですよね

こんにちは、PAPAOです。

私は新卒のとき、この「あほくさ」をこじらせて内定を蹴りました。選考に落ちたんじゃありません。あほくさいと思いながら志望動機も自己PRも用意して、内定は取ったうえで、入社説明会の日に辞退しています。それも書類を郵送で突き返して、メモ一枚で。

その後どうなったか。夢を言い訳にしたフリーターを2年やって、そこから29社を渡り歩きました。

そして今は、採用する側にいます。人を面接して、採るかどうかを決める立場です。

PAPAO
PAPAO

降りた側も、採る側も、両方やった人間の話だと思って読んでください


で、その立場になって分かったことがあります。

面接官は、あなたの志望動機の中身なんて信じてません。

「御社の理念に共感しました」を本気で受け取っている面接官は、たぶん一人もいません。私も受け取っていません。じゃあ何を見ているのか。そこが分かると、あの茶番との付き合い方が変わります。

この記事で書くのはこの3つです。

  • 志望動機と自己PRで、採用側が実際に見ているところ
  • あほくさいと言って降りた先に、何があったか
  • 職歴がない人ほど、この茶番から逃げられない理由


共感して終わりの記事にはしません。あほくさいのは事実として認めたうえで、じゃあどうするのかまで書きます。

アンチあほくさい就活派
アンチあほくさい就活派

集団面接とか超きもいわ…無理ゲー…



就活あほくさ。その感覚、1ミリも間違ってません

就活あほくさ。その感覚、1ミリも間違ってません



まず、そこから片付けます。

あほくさいと感じる自分がおかしいんじゃないか、就活に向いてないんじゃないか?


もしそう思っているなら、その心配だけは要りません。


あほくさいです。就活は普通にあほくさい。私はそれを認めたうえで、この記事を書いています。

志望動機と自己PRが、就活で一番あほくさい

あほくさいポイントはいくらでも挙げられます。夏なのにスーツ、意味の分からないマナー、落ちた理由を教えてくれない選考。ただ、一番あほくさいのはここだと思っています。

志望動機と自己PR。


志望動機は、企業ごとに別の内容を用意しろと言われます。でも正直、まだ働いたこともない会社のどこに惹かれたかなんて、本気で語れるわけがない。ホームページを読んで、それっぽい言葉を並べているだけです。

自己PRも同じです。バイトのシフトを埋めた話を「主体性」と言い換えて、サークルの飲み会の幹事を「調整力」と呼ぶ。やっていることは言葉の水増しです。

就活女子
就活女子

書いてる自分が一番、嘘くさいって分かってるんですよね


この気持ち悪さは、就活生特有の潔癖さから来るものじゃありません。本当に中身がないからです。

中身がないものを、中身があるように書けと言われている。あほくさいに決まっています。

あほくさいと思いながら書いて、それでも内定は取れました

で、ここからが本題です。

私は新卒のとき、志望動機も自己PRも毎回あほくさいと思いながら書いていました。心から共感した企業理念なんて一つもないし、語れるほどの実績もない。それでも面接では、それっぽいことを喋りました。

結果、内定は出ています。

つまりあほくさいと思っていることと、選考を通ることは、両立します。ここが大事なところです。

あほくさいと感じる人ほど、そこで手が止まります。本心じゃないことを書くのが気持ち悪くて、エントリーシートが진まない。面接で嘘をつく自分が嫌で、受ける会社を減らしてしまう。

でも、あほくさいと思いながら書いていいんです。むしろ、それが正解に近い。理由はこのあと、採用側の立場から書きます。


あほらしい・ばかばかしい・きもい。全部同じ正体です

この違和感、人によって言葉が変わります。あほらしい、ばかばかしい、きもい、茶番、くだらない。検索するときの言葉もバラバラです。

でも、正体は一つだと思っています。

個人として見てほしいのに、集団の一員として振る舞えるかを試されている。


全員が同じスーツを着るのも、全員が同じ言い回しで志望動機を語るのも、グループディスカッションで協調性を見られるのも、根っこは同じです。あなた個人の中身を見る前に、まず「こちら側に合わせられる人かどうか」を確認されている。

だから、真面目な人ほどしんどい。真面目な人は、聞かれたことに本気で答えようとするからです。でも就活で本当に聞かれているのは、質問の中身じゃなかったりします。

PAPAO
PAPAO

この「全員で一丸」がどうしても無理で、私は内定を蹴ることになります

この話は後半でもう一度出てきます。先に、採用側が志望動機と自己PRで何を見ているのかを書かせてください。ここを知ると、あほくさい作業の意味が変わります。




面接官はあなたの志望動機なんて信じてません

面接官はあなたの志望動機なんて信じてません


ここからが、この記事で一番書きたかったところです。

私は今、人を採る側にいます。職歴のない人、ほとんどない人を面接して、採るかどうかを決めています。実績という材料がないので、判断できるのはその人の話しぶりだけです。

そのうえで言います。志望動機も自己PRも、書いてある中身を本気で受け取ってはいません。

志望動機で面接官が見ているのは「なぜうちなのか」の準備だけ

「御社の理念に共感しました」と言われて、本当に共感していると思って聞いている面接官は、たぶんいません。私も思っていません。

だって、無理じゃないですか。まだ働いたこともない会社の理念に、心から共感できるわけがない。それは採る側も分かっています。

じゃあ何のために聞くのか。「なぜうちなのか」に対して、それっぽい考えを準備してきたかどうかを見ています。

内容の真偽じゃありません。準備の形跡です。

どこの会社にも出せる内容をそのまま持ってくる人と、うちの何かに一応ひっかけてくる人がいる。後者は、面接の前に少しは調べて、少しは考えてきたということです。それすらやらずに来る人が、入社後にきちんと段取りを組んで仕事を進めるかというと、正直きびしい。

MAMAO
MAMAO

じゃあ、本気で共感してなくてもいいってこと?


いいんです。そこは求めていません。求めているのは、準備してくる人かどうかという一点だけです。


自己PRは、その強みが自社の仕事で使えるかしか見ていません

自己PRも同じ構造です。

「私の強みは継続力です」と言われたとき、その継続力が本物かどうかを検証する手段は、面接官にはありません。数十分の面接で人柄を見抜けると思っている面接官がいたら、それは思い上がりです。

だから見ているのは別のところになります。そのPRが、うちの仕事でプラスになりそうかどうか。自分の強みとうちの仕事を、自分なりに結びつけて話せているかどうか。

強みを言いっぱなしにする人と、「だからこういう場面で役に立つと思います」まで持ってくる人がいます。後者は、うちの仕事を少しは想像してきたということです。

その結びつけ方が多少無理やりでも構いません。というか、職歴のない人の自己PRなんて、どうやっても多少は無理やりになります。バイトの経験と正社員の仕事は、そもそも別物なので。


本心である必要はない。それくらいしたたかでいい

ここまでを一言にすると、こうなります。

志望動機も自己PRも、本心である必要はありません。

私は採用側として、それくらいのしたたかさは持っていてほしいと思っています。本心じゃないことを、場に合わせて用意してくる。社会に出たら普通に必要な能力です。

これ、就活を茶番だと感じている人には受け入れがたいかもしれません。嘘を並べたやつが内定を取って、正直に話したやつが落ちる。理不尽だと思ってきたと思います。

でも、あれは面接官が嘘を見抜けなかったわけじゃないんです。そもそも中身を信じていないから、嘘かどうかが論点になっていない。見ていたのは準備してきたかどうかで、そこで差がついただけです。

PAPAO
PAPAO

正直に話した人が落ちたんじゃなくて、準備してこなかった人が落ちたんですよ


ここが分かると、荷物が一つ減ります。

本心を探さなくていい。心から行きたい会社を見つけてから応募しよう、なんて考えなくていいその会社について少し調べて、自分の話とどうつなげるかを一応考えておく。やることはそれだけです。

あほくさい作業なのは変わりません。でも、あほくさいまま通せます。私も実際そうやって内定を取りました。

……そこまで分かっていて、じゃあなぜ私はその内定を蹴ったのか。次はその話です。



で、私はその内定を蹴りました

ここまで書いておいて何ですが、当時の私は、あほくさい選考をあほくさいまま通し切っていました。志望動機も自己PRも用意して、面接も突破して、内定も出ていた。

普通ならそのまま入社して、それなりの社会人になっていたはずです。

そうならなかった話をします。正直、今読み返すとかなりどうしようもないです。


徹夜マージャン明けの入社説明会で「髪が長い」と言われた新卒の朝

入社前の説明会の朝、私は徹夜マージャンの余韻のまま会場へ向かいました。眠気で頭はぼんやり。それでも髪が長いことだけは気にして、オールバックにして取り繕おうとしていました。

そして説明会の最中、名指しで言われたんです。

「PAPAOさん、髪が長すぎますね」

普通の新社会人なら、当たり前の注意です。むしろ入社前に教えてもらえてありがたい話でもある。でも当時の私は、その一言で何かが弾けました。

ふざけんな、リーマンなんかになるか。

翌日には辞退しています。それも電話一本入れるでもなく、入社書類を郵送で突き返して、メモ一枚に「辞退します」と書いただけ。完全なバックレです。

PAPAO
PAPAO

過去の自分とタイマンで殴り合いたい。それくらいどうしようもないです

本当に無理だったのは、全社で座禅に行くという話

ただ、髪の話は引き金であって、理由ではありません。

説明会で聞いた話の中に、毎年の研修で全社員そろって座禅に行く、というものがありました。これを聞いた瞬間、正直あほらしくなったんです。

誤解のないように書いておくと、座禅そのものを否定しているわけじゃありません。いいものだと思います。無理だったのは、全員で一丸、という考え方のほうでした。

全社員が同じ日に同じ場所に集まって、同じ姿勢で座る。そこに疑問を持つ人がいない前提で予定が組まれている。あの空気が、どうしても受けつけなかった。

これは会社が悪いという話ではなく、単純に合わなかっただけです。座禅研修を毎年やっている会社は今も普通にありますし、それで回っている。私が入るべきじゃなかった、という話に尽きます。


自分の不始末が、なぜか全員の合唱で返された中学の記憶

なぜそこまで拒否反応が出たのか自分でも後から考えて、思い当たることがあります。

中学のとき、他校の連中と揉めごとを起こして、学校にバレて怒られたことがありました。褒められた話ではないので、怒られたこと自体に文句はありません。

引っかかったのは、怒られた中身のほうです。

言われたのは、お前らのせいで学校の評判に迷惑がかかった、という話でした。受験を控えた時期だったので、内申や学校の評判に響くという理屈だったんだと思います。じゃあどうやって返せばいいんですか、と聞いたときの答えが、これです。

合唱だろ!」

自分がやった不始末が、なぜか学校全体の評判の話になって、その落とし前が全員での合唱になる。何をどう償ったことになるのか、当時はまったく飲み込めませんでした。今も飲み込めていません。

アンチあほくさい就活派
アンチあほくさい就活派

個人のやらかしが、いつの間にか集団の話にすり替わってるんですよね

就活で感じていた気持ち悪さと、座禅の話と、この合唱は、たぶん同じものです。

個人として扱われていない。集団の一員として振る舞えるかどうかだけを見られている。冒頭で書いた「あほくさ」の正体は、私にとってはこれでした。

ただし。ここからが大事なところです。

あほくさいという感覚が正しかったことと、内定を蹴ったことが正しかったことは、まったく別の話でした。

私はそれを、このあと何年もかけて思い知ることになります。

新卒で入った会社が無理だったとき、逃げるのは間違いじゃありません
新卒でブラック企業に入社したら逃げるべき理由|29社経験者が語る転職成功術



就活があほくさいと降りた先に何があったか?

就活があほくさいと降りた先に何があったか?


ここからは、内定を蹴ったあとの話です。

就活があほくさいと感じている人が一番知りたいのは、たぶん「じゃあ降りたらどうなるのか」だと思います。私は実際に降りた側なので、そこだけは書けます。

先に言っておくと、何も起きませんでした。劇的に自由になることも、才能が開花することもない。ただ時間だけが減っていきます。


夢を言い訳にしたフリーター2年。社労士もWebデザイナーも続かず

内定をバックレたあと、私は完全に逃げの人生に入りました。

社会の歯車になんてなりたくない。バイトで食えるなら、それでいいじゃないか。そういう言い訳を並べて、まともに働くことから目をそらしていたわけです。

しかも厄介なことに、もっともらしい言い訳まで用意していました。夢を追っているから、というやつです。

まず社労士を目指しました。落ちました。次にWebデザイナーになるといってスクールに通いました。続きませんでした。

この2年、履歴書の上では完全な空白です。履歴書に書けるものは何も残っていません。

PAPAO
PAPAO

夢は、逃げる理由としてめちゃくちゃ便利なんですよ。誰にも責められないので


この時期がきつかったのは、生活ではありません。バイトをしていれば普通に食えます。きつかったのは、同世代が働きはじめて、家庭を持ちはじめるのを横で見ていることでした。


同級生がアメ車で現れて、用意してくれた働き口を断った日

あるとき、高校時代の同級生と再会しました。

そいつはアメ車に乗っていました。家も建てていて、子どももいました。同い年です。働いて、稼いで、全部それで手に入れていた。

そして私の状況を知ると、うちで働けるように話を通しておく、と言ってくれたんです。

断りました。

理由はプライドです。仕事がないわけじゃない、と言い張りたかった。あいつの世話になる形で社会に入るのだけは嫌だ、と思ってしまった。

就活をあほくさいと言って降りたはずなのに、ちゃんと働いているやつの前で、私は縮こまっていました。

今なら分かります。あれは同情ではなく、普通に助け舟でした。しかも一番ありがたい種類のやつです。それを蹴った理由が「かっこ悪いから」なんだから、話になりません。

このとき気づくべきだったんです。私が降りたのは茶番からじゃなくて、単に社会人になることからだったと。

駅のホームで泣かれて、やっと就職活動を始めました

決定的だったのは、当時つきあっていた彼女に、駅のホームで泣かれたことです。

彼女が求めていたのは、立派な肩書きでも高い給料でもありませんでした。腰を据えて働き続ける人。それだけです。そして当時の私は、そのいちばん簡単そうな条件を満たしていなかった。

そこからようやく動きはじめて、27歳になる手前で正社員になりました。無職から8ヶ月後に入籍しています。今の妻です。

就活女子
就活女子

結局、就活からは逃げきれなかったってことですよね

そのとおりです。逃げきれていません。

しかも、そのあと私は29社を渡り歩くことになります。あほくさい志望動機と自己PRを、新卒のとき以上の回数、書き続けたわけです。

あのとき一度で済ませておけば、あの作業は一度で終わっていました。

就活があほくさいという感覚は、いま振り返っても正しかったと思っています。でも、あほくさいから降りるという判断だけは間違いでした。降りたところで、同じものがもっと悪い条件で待っていただけだったので。

その「もっと悪い条件」の話を、次にします。


フリーターのまま年を取るとどうなるか、末路の入り口まで行った話です
フリーターの末路は悲惨?20代・30代・40代で起きることを「末路の入り口から戻った」採用担当が解説


職歴がない人ほど、この茶番から逃げられません

職歴がない人ほど、この茶番から逃げられません


ここからは、就活をやり直す側の話です。

新卒でうまくいかなかった人、いったん降りた人、フリーターから正社員を目指す人。私が通った道です。

先に結論を書きます。職歴がない人ほど、あほくさい志望動機と自己PRから逃げられません。

志望動機の中身が思いつかないという人は、こちらの変換術も使えます。とはいえ「準備しろと言われても、そのネタ自体がない」という人もいると思います。ゼロから絞り出すのではなく、すでにある経験を言い換えるほうが早いです。

この「書くことがない」は、職務経歴書でも同じことが起きます。空欄が埋まらないのは経験がないからではなく、書ける形になっていないだけのことが多いです。



実績がある人は実績で語れる。ない人はポテンシャルしかない

採る側から見ると、判断材料には段階があります。

職歴がしっかりある人なら、実績を見れば大体わかります。何をどれくらいやってきたか、数字や担当範囲で確認できる。極端な話、志望動機がふわっとしていても実績で採れます。

でも職歴がない人、浅い人は、そこが空欄です。実績がないんだから、見るものがない。

じゃあ何も見ずに採るのかというと、そんなわけにはいきません。だから、これからどう働きそうかを聞くしかなくなります。志望動機、自己PR、受け答えの様子。ポテンシャルというやつです。


MAMAO
MAMAO

じゃあ職歴がない人のほうが、あの茶番を多くやらされるってこと?


そうなります。皮肉な話ですが、事実です。

若い頃の私は、志望動機と自己PRを毎回あほくさいと思っていました。採る側に回って分かったのは、あれを省略できるのは実績を持っている人だけだったということです。持っていない側が、あれを拒否する余裕は本当はなかった。


既卒でもフリーターでも、面接で聞かれることは新卒と同じ

ここで少し希望のある話もしておきます。


既卒やフリーターから就職しようとすると、新卒とは別の難しい何かがあると身構えると思います。でも実際に聞かれることは、新卒のときとほとんど同じです。

なぜうちなのか。あなたの強みはうちで使えるのか。この2つです。

つまり前半で書いた採用側の本音が、そのまま使えます。本心である必要はない。その会社を少し調べて、自分の話とどうつなげるかを一応考えておく。やることはそれだけです。

空白期間を責められるんじゃないか、と心配する人も多いです。正直に書くと、うちでは3ヶ月以上空いていれば理由は聞きます。ただ、聞いて納得できれば普通に通します。落としているのは空白そのものではなく、そこで何も答えられないことのほうです。

その期間、何をしていたか?聞かれてから考えるのでは遅いです
転職面接で空白期間を「リフレッシュ期間」と伝える方法|フリーター転職対策


違うのは、一人で就活するか、間に人を入れるか

やることが同じなら、差がつくのはやり方のほうです。

私は29社のほとんどを、求人サイトで自分で探して自分で応募してきました。エージェントに登録したことはありますが、そこ経由で入社した会社は一社もありません。面倒くさがりなので、求人だけ見せてくれればいい、という性分でした。

ただ、いま採る側になって思うのは、一人でやるのがしんどい人は、間に人を入れたほうが早いということです。

今の私は、エージェント経由で人を採ると、年収の3割前後を紹介料として払っています。払う側から見ると、あれは「自社では会えなかった人に会うための費用」です。裏を返せば、求職者側から見たエージェントは、自分では見つけられない求人に会うための入口ということになります。

しかも、あほくさいと感じている作業を代わりに面倒見てくれます。志望動機の方向性、自己PRの見せ方、その会社が何を重視しているか。一人でゼロから考えるより、聞いてしまったほうが早い。

PAPAO
PAPAO

あの作業が嫌いだからこそ、他人に手伝ってもらう手はあります


\志望動機、ゼロから考えなくていいです/

無料で使えます。今すぐ決めなくていいので、志望動機の方向性だけ聞いてみるのもアリです


ここまで読んで、やっぱり自分で探したいという人もいると思います。私もそうだったので、その気持ちは分かります。その場合は求人サイトでいいです。大事なのは、あほくさいと思ったまま手を止めないことだけなので。



まとめ|あほくさいのは選考であって、会社そのものじゃない

就活があほくさい。その感覚は正しかった、というところから始めました。最後にもう一度、そこに戻ります。

あほくさいのは事実です。ただ、あほくさいのは選考というプロセスのほうであって、その先にある会社や仕事そのものではありません。私はそこを分けられずに、全部まとめて放り投げました。

この記事で書いたことを、もう一度並べておきます。

📌 ポイント結論
👀 面接官が見ていること志望動機も自己PRも、書いてある中身をそのまま信じているわけではありません。見ているのは「ちゃんと準備してきたか」です。
📝 本心である必要はない「この会社でなければならない」という熱い思いがなくても大丈夫です。少し企業を調べて、自分の経験とどうつなげるかを考えておけば十分です。
😑 あほくさいと思ってもいい「こんなの意味あるのか」と思いながら書いても、選考は通ります。私も実際に、そうやって内定を取ってきました。
🚪 「やりたくないから書かない」の先降りた先に自由が待っているとは限りません。夢を言い訳にした2年と、そのあと29社ぶんの志望動機が待っていただけでした。
⚠️ 職歴がない人ほど重要実績や経験で自分を説明できないうちは、志望動機・自己PRで「準備してきた人」に見せる作業から逃げられません。
💼 省略できる人この作業を簡略化できるのは、すでに十分な実績や経験があり、職歴そのものが自分を説明してくれる人です。


新卒のときの私に一つだけ伝えられるなら、こう言います。

あほくさいと思ったまま、手だけは動かしておけ。

心から共感できる会社を探す必要はありません。就活のやり方に納得する必要もありません。納得できないまま選考を通して、実際に人と会って、中を見てから判断すればいい。判断するのはそのあとです。

PAPAO
PAPAO

順番を間違えると、私みたいに何年も回り道します

それでも、志望動機や自己PRを一人で考えるのがどうしてもしんどいなら、転職エージェントを使ってください。その会社が何を重視しているか、自分の経歴のどこを押せばいいか、担当者に聞いてしまったほうが早いです。

今の私は、エージェント経由で人を採ると年収の3割前後を紹介料として払っています。それだけの金額を払ってでも会いたい人を、向こうは連れてくるということです。あなたがその「連れてこられる側」になれる。


\あほくさいまま、動き出すための入口/

18〜35歳が対象。無料なので、今すぐ辞める・決めるつもりがなくても相談だけで大丈夫です


就活あほくさ、と検索してここまで読んだということは、まだ完全に投げ出してはいないということです。本当にどうでもよくなった人は、そもそも検索しません。


あほくさいままで大丈夫です。そのまま動いてください。

面接の逆質問で何を聞くかは別記事にまとめています。

どこに登録するかまで決めたいなら、条件別に並べてあります【2026年】転職エージェントおすすめ第二新卒5選|大手で相手にされない人へ

新卒バックレ→29社を渡り歩いた、元クズ社会人。
今は腰を据えて働きながら、採用する側(人事)もやっています。
辞めたい・受からない気持ちも、採用側の本音も、どっちもわかる。
転職のリアルを、自分の失敗込みでお届けします。
詳しいプロフィール → PAPAOってどんな人?

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