
前職より給料が下がったからお金がない…

ビールから発泡酒にしたくない…
前職より給料が少ないので生活が苦しい…
●今月も赤字だ 貯金は減るばかり 将来はどうなる?
●好きなものは買えない 友達と遊ぶのも控える 楽しみは失われた…
●家族に申し訳ない 子供の教育費も心配だ 幸せは遠ざかる…
●自分の価値はどこにあるのか? 評価されない努力は無駄なのか 自信は崩れる…

ご安心ください!「就業促進定着手当」があります!
新しい会社ではわざわざ教えてくれません!
●再就職後の給料が離職する前の給料より低い場合もらえる「就業促進定着手当」がわかる!
●「就業促進定着手当」の支給条件がわかる!
●「就業促進定着手当」の支給額や申請の流れが理解できる!
転職しても給料が下がってしまった…

転職に成功しても給料が上がるとは限らない…
●政府統計ポータルサイトe-Stat「雇用動向調査 / 年次別推移」によると、転職後に給料が10%以上減少した人が26.8%います(令和2年度:全年齢層の平均値)
若ければ若いほど減少幅は低い傾向で、20~29歳までだと18.6%となってます。
45~59歳の年齢層がちょうど平均の26.8%で、60歳以上が52%と大幅ダウンとなってます。
参考>>政府統計の総合窓口(e-Stat)雇用動向調査 / 年次別推移

高齢になるほど給料の減少幅が大きくなります
(給料が前職より下がります).
転職したけど給料が下がってしまった…
特に転職した入社初年度は、ボーナスが満額もらえない会社も多くあります。昇給も来年までは見込めませんので、生活が苦しくなって貯金を切り崩すことになるかもしれません…
安心してください!
そんなあなたを見捨てません!
転職したのに給料が下がってしまった時の、国の救済制度!それが「就業促進定着手当」です。
就業促進定着手当は、前職の給料との差額を6ヶ月分も穴埋めしてくれる心強い制度なのです!

知らなきゃ大損です!この制度を知らない人が多くいます。
参考引用サイト元 厚生労働省:就職促進給付について
雇用保険(失業保険)の『就業促進定着手当』とは?
「就業促進定着手当」とは?
●再就職先での賃金が離職する前の賃金より低い場合に、基本手当の支給残日数の40%を上限として、低下した賃金の差額6か月分が支給されるものです。(※再就職手当の給付率が70%の場合は30%)
この日割り上限額がある点に注意です。
関連記事 失業手当の1回目はいつからいくらもらえる?手続き方法は?

再就職先の給料が、前職より低い時に支給されます!
■【支給対象者】就業促進定着手当をもらう条件とは?
●それでは次にどんな人が支給対象者となるのか解説していきます。
当てはまる人は、ぜひともフル活用してください。
支給要件は次の要件全てを満たしている人が対象です。
【就業促進定着手当をもらうための条件】
①再就職手当の支給を受けている人
②再就職先で同じ事業主に6カ月以上、雇用保険の被保険者として雇用されていること
③再就職後6カ月間で支払われた賃金の1日分の額が就職前を下回ること
関連記事 再就職のお祝い金!再就職手当とは?いつ?いくらもらえる?条件は?
就業促進定着手当がもらえない場合もある…】
●せっかく転職したのに給料が足りないよ…
今までの生活が維持できないから「就業促進定着手当」に頼りたいよ…
お気持ちは十二分にわかります…
しかし残念ながら…もらえないケースもあります…
無慈悲にも下記の場合は、就業促進定着手当を「もらうための条件」を満たしていないので、もらうことができません…
遺憾ながらこういった場合は「就業促進定着手当」をもらえません…
①6か月経過前に再就職手当の支給に係る再就職先にて、雇用保険の被保険者資格が喪失した場合

事業主の都合による出向等であっても、継続して6か月間の雇用と雇用保険加入は必須条件なのです…
②起業により再就職手当を受給した場合
③離職前の賃金日額が下限額の場合

再就職後6か月間の賃金の1日分の額が、離職前の賃金日額を下回ることはないので、「就業促進定着手当」はもらえません…
就業促進定着手当が欲しいと会社に言いにくい…

●確かに入社したばかりで会社に言い出しづらい気持ちはわかります…
しかし、就業促進定着手当は当然の権利です!
今まで雇用保険をコツコツ支払ってきたあなたの努力の結晶です!
なにも「入社したばかりの会社」から就業促進定着手当をもらうわけではありません!
仮に申請したいという申し出で文句を言われたら、こう言い返してあげましょう!
「前職よりも少ない給料しかよこせない企業が悪いんだ!反省しやがれ!」
ではなく…
「お願いしますよ…このままだと年越しのソバも買えませんよ~…」と嘆願してみましょう。
間違っても企業批判はご法度です!
なぜならその条件に納得して入社したのはあなたなのだから…
【支給額はいくら?】就業促進定着手当の計算方法

●支給額は次のように算出できます。
(前職の賃金日額-再就職後6カ月間の賃金の1日分の額)×再就職後6カ月間の賃金の支払基礎となった日数
【月給制の場合の日額計算方法】
月給制の場合は、賃金の支払基礎日数は月給制の場合は暦日数(30日、31日など)で計算します。
6カ月間の給料総額を180(日)で割り算して「日給」が算出できます。
(例)1,800,000円÷180日=10,000円

通勤手当は賃金に含みますが、賞与(ボーナス)は対象になりません
支払い基礎日数は、その月にある日数をカウントします。
休日や欠勤日も含めて日割り計算をしますので、使用期間中は、働いた稼働日分だけ給料が発生する「日給月給制」なんて会社だと、予想以上に賃金日額が少なくなる可能性があるので注意しましょう。
【日給制・時給制の場合の日額計算方法】
日給・時給給制の場合はその基準の日数、日給・時給制は労働日数となります。
①6カ月間の給料総額を180(日)で割り算して「日給」が算出します。
(例)1,800,000円÷180日=10,000円
②(再就職後6か月間の賃金の合計額÷実際の勤務日数)×70%

①と②を比較して、どちらか高いほうを就業促進定着手当の額として算出します。
ただし、就業促進定着手当のもらえる金額には上限があります。
上限額=(失業手当の)基本手当日額× 基本手当の支給残り日数 × 40%となります。
(※再就職手当の給付率が70%の場合は30%)
基本手当の支給残り日数は、再就職先での「 入社前日」が基準になりますので、内定が出たら入社日を早めれば早めるほど上限額が増えます。
前の職場より給料低い…就業促進定着手当の申請手続き方法は?
● 受給条件はすべて満たしているから、「早くお金が欲しい」ので申請したい!
・就業促進定着手当の申請手続きはどうすればいい?
・申請の流れは?
実は再就職手当を受給していれば、ハローワークから「就業促進定着手当」の支給申請書を再就職手当の支給決定通知書とともに郵送されてきます。
6カ月経過の翌日から2カ月以内に自ら申請します。期限までに必要書類を添えて申請手続を行ってください。
【申請期間】
再就職した日から6カ月経過した日の翌日の2か月間
※期間が短いので忘れずに申請しましょう!
【申請先】
再就職手当の支給申請を行ったハローワーク

郵送でも可です!
わざわざ仕事を休んでいく必要がありません!
【申請書類】は4点あります
①就業促進定着手当支給申請書(ハローワークから郵送されてきます)
②雇用保険受給資格者証
③再就職日から6か月間の出勤簿の写し
④再就職日から6か月間の給与明細または賃金台帳の写し
※③・④は再就職後に最初の賃金締め切り後の6か月分が必要です!

①の就業促進定着手当支給申請書が届いたら、あとは会社の担当部署で
全部必要書類を用意してもらいましょう!
就業促進定着手当をもらって6ヶ月で退職してもいいの?
6カ月経過ですぐ退職しても申請できるのか?
● 結論から言うと申請ができます!
条件を満たしたうえでの、6か月経過後の退職であれば何の問題もありません。
ただし、辞めた会社からは「6か月で辞めた人間のことは知らない」なんてスタンスで後回しにされるかもしれませんが、事業主が必要書類(給料・出勤状況)を証明する義務があるので臆することはありません!

就業促進定着手当をもらって退職しても大丈夫です!
就業促進定着手当はいつ振込まれる?

気になるお金はいつもらえる?
● もらえるとわかれば「大事な虎の子」!いつ支給されるのか?重大な問題ですね!
書類郵送後に確認作業が行われるので、最短でも2週間程度を見ておくのがでいいでしょう!
お金は再就職手当をもらった同じ口座に振り込まれます。
ここで大問題…
すぐに『就業促進定着手当』がもらえるわけでない!
結局、転職して給料が少なくなったということで救済制度があるのはわかったけど、6か月間以上も給付されないなんて…
「そこまで貯金がもたない…」なんて人もいるかもしれません。
そんな場合は短期バイトで不足分を埋めればOKです!
サラ金ではなくバイトに行こう!
6か月後以降は手当がでない…今から対策を練っておこう!

●再就職後、直近6カ月までは、穴埋めとしての手当が出るので、金銭的な部分では助かりますね。
しかし、それ以降は何の補償もありません。
新しい職場ですぐに評価されるのは生半可なことでは、難しいかもしれませんが、半年以内で仕事の成果を出して、差額分の給料を増やす努力や交渉が必要となります。
どうしても評価が基準があいまいで年に一度の昇給もないようでしたら、転職を視野に入れてみるのもありかもしれません。

悲しいかな…頑張って長く続けても「給料は据え置き」なんて会社はけっこうあります。
どうしてもこの先お給料が上がらなそうなら…
■給料が大事だと転職エージェントに相談してみましょう!
参考記事初めての転職エージェントどこがいい?掛け持ちで複数利用がおすすめ
■年収1,000万円以上を目指すなら!
参考記事ビズリーチ審査に落ちても落ち込むな!ハイクラス転職エージェントは他にもある
【まとめ】前職より給料が下がった…就業促進定着手当とは?【知らなきゃ損】
●「就業促進定着手当」は離職前よりも転職先の給料が下がった場合にもらえる手当です。
●就業促進定着手当をもらうための条件
①再就職手当の支給を受けている人
②再就職先で同じ事業主に6カ月以上、雇用保険の被保険者として雇用されていること
③再就職後6カ月間で支払われた賃金の1日分の額が就職前を下回ること
●国の補償制度は本当に手厚いですよ、対象になるのであればぜひ活用してみてください。
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