フォークリフトって危険だし、やめとけって言われがち。
でも、本当にそうなんでしょうか?
私も20代の頃、フォークリフトの下に足を突っ込んで骨折するっていう痛い目に遭いました。
でも今だから言えます。あれは完全に私のミスでした(笑)
フォークリフトの仕事、実は奥が深いんです。厚労省の最新データによると、平均年収は456.8万円。意外と稼げる仕事なんですよね。
今回は元現場責任者として、事故の真相から給与事情、そして第二新卒が知っておくべきリアルな現場環境まで、包み隠さず話していきます。

これから始める人も、迷ってる人も、この記事を読めば判断材料が見つかるはずです!
私が経験した「珍事」から見えたフォークリフトの本質

●「痛えーーーーーー!!!!」
そう叫びながら、なぜかトラックの荷台に飛び乗っていた私。
フォークリフトの車輪に足を巻き込まれて…
親指を骨折するという痛恨のミスを犯したんです。
原因は単純。他社のフォークから荷物が落ちそうになって、とっさに手で支えようとしたんです。
今思えば完全なるおバカ行為(笑)
先輩が優しくおんぶして病院まで連れて行ってくれましたが、この経験で学んだことは「荷物より自分の命」ということ。
でも、こんな珍事はレアケース。普通の現場では、もっと基本的な注意点があります。
特に気をつけたいのがバース作業(トラックの荷台と地面の高低差があり、足を踏み外せば転落の危険がある狭い作業スペース)では慎重さが必要であり、常に足元と周囲に注意を払わなければなりません。
またリーチ型フォークリフトの危険性として、勢いよく曲がると傾斜し転倒するリスクがあるため、常に慎重な操作が求められます。

一歩間違えれば大事故につながる危険もあるので、ここは妥協禁止ですよ!
結論として、フォークリフトは確かに危険と隣り合わせ。
でも、基本を守れば十分安全な仕事なんです。
私みたいな「珍事」は、反面教師として覚えておいてください(笑)
第二新卒でもフォークリフトがアリな3つの理由
●第二新卒の皆さん、フォークリフトの世界は意外と甘くないと思っているあなたへ。
一見、単調で難しそうに見えるこの仕事、実は未来への確かな切符を握っているんです。
「フォークの免許があれば、食いっぱぐれることはない」という言葉は、決して大げさな褒め言葉ではありません。むしろ、現代の物流業界における最も確かな職業戦略の一つなのです。
倉庫、工場、港、建設現場、そして様々な産業で必要とされるスキル、それがフォークリフトオペレーターなんです。
安定した需要、相応な給与、そして技術を磨けば将来性も十分。
しかも、資格取得のハードルも意外と低い。まさに、第二新卒の皆さんが狙うべきキャリアパスと言えるでしょう。
驚きの給与事情

厚労省の最新データでは、フォークリフト作業員の平均年収は456.8万円!
これ、意外と高収入なんです。

正直「えっ、マジで?」と驚く数字です。
フォークリフト作業員の年収モデル
年齢 | 想定年収 |
---|---|
20代前半 | 300万円前後 |
30代前半 | 400万円前後 |
40代前半 | 500万円前後 |
50代(ピーク時) | 約540万円 |
さらに詳しく見ていくと、月給21.9万円からスタートして、経験を積むごとにしっかり昇給していきます。
フォークリフト作業員も、企業によって昇給制度は異なりますが、おおむね経験に応じて収入が上がっていきます。
特に注目すべきは、50代でピークを迎える538.27万円。大卒総合職の平均年収と比較しても、遜色ない金額です。もちろん、全員がこの金額まで到達するわけではありませんが、努力次第で十分狙える収入レベルです。
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本当に「食いっぱぐれない」3つの理由

- 安定した需要 全国の就業者数が10万700人もいるって知ってました?これだけの人数がいるってことは、それだけ需要がある証拠なんです。
私の経験でも、「フォークの資格持ってます」って言うと、どこでも重宝がられましたね。 - 正社員になりやすい
正社員率71.7%って、かなり高いんです。派遣や契約社員から始めても、腰を据えて働けるところが見つかれば、正社員への転換もしやすい。実際、私の周りでもそういうケースをよく見てきました。 - 多様な働き方ができる
有効求人倍率0.81は決して高くないように見えますが、派遣(17.4%)や契約社員の求人も合わせると、かなりの選択肢があります。つまり、自分の希望に合わせた働き方を選べるんです。
意外と知られていない魅力
物流業界って、実は景気に左右されにくいんです。なぜなら、モノを運ぶ必要性は、景気が良くても悪くても変わらないから。
eコマースの拡大や、サプライチェーンの重要性が増している現代において、物流の需要は常に安定しています。
特に未経験でも、フォークリフト資格を持っているというだけで門戸が広いのは大きなメリット。
経験がない分、初期の給与は控えめかもしれませんが、腕を磨けば着実にスキルアップし、収入も上がっていけます。
つまり、安定性と成長性を兼ね備えた、理想的なキャリアパスと言えるでしょう。
現実的な選択肢として
第二新卒で悩んでいる人に特におすすめな理由は、まさにこの「安定性」。確かな収入が見込めて、スキルとして身につけば一生モノ。それでいて、未経験でも挑戦できる間口の広さがあります。
私の場合は一時的な仕事のつもりでしたが、今となっては本当に貴重な経験になりました。「食いっぱぐれない」という言葉、決して大げさではないんです。
■フォークリフト以外の選択肢を探している方へ
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知っておきたい3つの現場環境の違い

●「フォークリフトに向いてる現場って?」って聞かれたら、こう答えます。
実は、現場によって全然雰囲気が違います。私が経験してきた現場をベースに、メリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。
大手物流の特徴
初心者の方には、実はここがおすすめ。特に研修制度がしっかりしているのが魅力です。
- 給与が安定してて高め
- ルールが厳格で安全重視
- 研修制度がしっかりしてる
- でも、ノルマはキツめ
まあでも、ノルマがキツいのは覚悟が必要ですね。研修が充実している分、それだけ期待値も高いということです。
中小企業の現場
大手に比べてアットホームな雰囲気が特徴。人間関係の距離が近いので、質問もしやすい環境です。
- 比較的ゆるめの雰囲気
- 給与は大手より低め
- でも人間関係は距離感近い
- 仕事の裁量権が大きい
給与は低めですが、その分プレッシャーも少なめ。ワークライフバランスを重視する人には、実はおすすめです。
ピッキング併用のメリット
(ピッキング:倉庫内で注文された商品を棚から取り出し、梱包する作業)

これは私の一番のおすすめ!
なぜなら、フォークリフトって意外と体力を使うんです。
ずっと座っているのも、実は結構キツイ…
- 体の疲れが分散される
- 単調さから解放される
- スキルの幅が広がる
- 昇給のチャンスも増える
作業を切り替えられることで、精神的にもリフレッシュできるのが大きなポイントです。
冷凍倉庫の特殊性
正直、ここは本当に覚悟が必要です。私も経験者だからこそ言えます。
- -25℃という過酷な環境
- 防寒着必須で動きづらい
- 時給は高めの補償あり
- でも体力的にキツい
ただし、時給が高いのは事実。体力に自信があって、稼ぎたい人向けの選択肢ですね。

「寒さに強い」って自信ある人だけチャレンジして。まじで厳しいから(笑)鼻水凍って肌に刺さります…
結論として、初心者なら大手、ワークライフバランス重視なら中小、稼ぎたいなら冷凍倉庫。
でも、できればピッキングと併用できる現場を選ぶのが、長く続けるコツだと思います。

私の経験上、これが一番バランスが取れているんですよね。
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フォークリフト向き不向きの本音ベース診断

●現場経験から見えてきた、フォークリフトに向いている人・向いていない人の特徴、包み隠さず話します。
■向いている人の特徴
バック運転が好きな人は要チェック。フォークは後ろ向き運転が基本なんです。最初は誰でも苦手ですが、入社後に敷地内で練習できる会社が多いんですよ。ここでコツをつかめば大丈夫です。
実は、運転の腕よりも大切なのは「慎重さ」。スピードは後からついてきます。安全運転を心がける人は、必ず成長できます。
そして意外と重要なのが「空間感覚」。荷物を運ぶ時、数センチの誤差で事故につながることも。でも、これも練習で身につきます。私も最初は何度もぶつけてましたから(笑)
■機種による適性の違い
リーチフォークは立ち仕事で、比較的狭い倉庫内での作業が多いです。棚間の細かい操作が必要なため、正確な距離感と集中力が必要です。私も最初は棚と棚の間の操作に苦労しました。
対してカウンターは座り作業ですが、ハンドル、アクセル、ブレーキ、各種レバーなど、手足を同時に使う複雑な操作が必要です。広い空間での作業が多く、全身を使ったバランス感覚が重要になります。
それぞれ特徴が全く異なるので、自分に合った機種を選ぶのもポイントです。多くの現場では両方の機種を使うこともあるので、まずは得意な方から始めて、徐々にスキルを広げていくのがおすすめです。

最初に乗るフォークリフトの種類が、その後のキャリア形成に微妙な差異をもたらす可能性があるのです。
■向いていない人の特徴
「急いで終わらせよう」って人には、正直おすすめできません。安全第一なので、慎重さが命。ただ、これは意識次第で克服できます。
特に気をつけてほしいのが「疲れた時の気の緩み」。フォークは危険と隣り合わせ。集中力が切れた時こそ要注意です。私も骨折した時は、ちょっとした気の緩みが原因でした。
また、マニュアル無視は絶対NG。「面倒くさい」とか「これくらいいいか」という考えが、大きな事故を引き起こすんです。
■向いてないと思っても大丈夫!
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フォークリフト適性チェックリスト
以下の項目に当てはまる場合はチェックを入れてください
□ 運転が好き(特にバック運転)
□ 慎重な性格である □ 空間把握が得意
□ 安全意識が高い □ 集中力が持続する
□ マニュアルを守れる
□ 機種に応じた作業姿勢(立ち・座り)に抵抗がない
□ 細かい作業が苦にならない
■判定基準
6項目以上:フォークリフト運転手として高い適性があります
4-5項目:基本的な適性はありますが、苦手分野の克服が必要かもしれません
3項目以下:他の職種も検討してみることをお勧めします
私の経験上、このチェックリストの項目は現場で本当に必要なスキルばかり。

特に「安全意識」と「慎重さ」は絶対に必要です。あの骨折事故を経験して、つくづく実感しました。
意外かもしれませんが、性別は関係ないです。むしろ女性の方が丁寧で安全運転な人が多いくらい。大切なのは、安全への意識とコツコツ学ぶ姿勢なんです。
最初から完璧な人なんていません。私も最初は下手くそでしたが、先輩の指導と地道な練習で上達できました。向き不向きは大切ですが、それ以上に「やる気」があれば十分チャレンジする価値はありますよ。
結局のところ、フォークリフトの仕事は「安全」と「効率」のバランスが重要。焦らず、着実に、自分のペースで成長していけば、必ず一人前になれます。私の経験からも、それは間違いありません。
第二新卒のためのフォークリフト転職(初就職)完全ガイド

●「取りあえず自分で資格取って…」
それ、ちょっと待った!
若手なら絶対に損する選択です。
なぜなら…
私も実はそうでしたが、フォークリフトの世界に飛び込むなら、最初の一歩が超重要。特に第二新卒なら、会社選びで人生が大きく変わります。
スマートな資格取得ルート
「費用負担してくれる会社に入社→練習→講習→資格GET」 これが正解です。
なんと7〜8万円もの講習費用が浮くんですよ。給料をもらいながら資格が取れるなんて、これって最高じゃないですか?
実体験として、会社の敷地内で基本操作を練習できたのが大きかったです。講習前に基礎が身についていたので、本番もスムーズでした。
費用負担制度のある会社を探す
- 求人サイトで「資格支援」「資格取得支援」で検索
- 面接で「入社後の資格取得は可能ですか?」と確認
- 支援内容(全額負担か一部負担か)もチェック
ここで重要なのが、単に「資格支援あり」だけでなく、実際の教育体制。
私の会社では先輩が丁寧に指導してくれて、それが今の成長につながっています。
- 先輩社員が基本操作を指導
- 敷地内の安全な場所で練習
- パレットの上げ下ろしから開始
- 徐々にバック運転にチャレンジ
これ、実は結構重要なポイント。講習前に基本操作を覚えられるって、すごい強みなんです。
私も最初は不安でしたが、先輩の指導のおかげで自信がついていきました。
- 会社指定の教習所で受講
- 実技のコツは先輩から事前レクチャー
- 5日間程度で資格取得可能
講習中も給料が出るって、これってかなりのメリットですよね。自己負担で休職して資格を取るのとは大違い。
- 先輩について実務研修
- 基本的な荷物運搬からスタート
- 徐々に難しい作業にステップアップ
おすすめの会社を見分けるポイント 優良企業は必ずこの3つを持っています!
- 「未経験歓迎」の文字
- 資格取得支援制度の有無
- 研修制度の充実度
これらに加えて、先輩社員のサポート体制や安全管理への取り組みもチェック。実は、これらが整っている会社は離職率も低いんです。
「でも、そんな良い会社あるの?」 実はかなりあります。物流業界は人手不足で、若手の採用に積極的。特に大手企業は教育制度が充実しているので、未経験でも安心してスタートできます。
失敗しない会社選びのコツは、「資格必須」「有資格者優遇」の求人は避けること。これらは若手には向いていません。代わりに、入社後の成長をサポートしてくれる会社を選びましょう。
第二新卒におすすめ!実績豊富な転職エージェントに相談 「資格なし」「未経験」から始めたい方は、まず転職エージェントに相談してみましょう。
入社後の資格取得制度がある会社を探すなら、実績豊富なエージェントの力を借りるのが近道。最短ルートで希望の会社に出会えるはずです。
フォークリフトの世界、意外とチャンスは広がっています。
エージェントのプロの目を通して、あなたに合った会社を見つけてみませんか?
まとめ

●フォークリフトの仕事、私自身も飽きを感じて辞めました。
でも、それは悪い選択ではなかったと思います。なぜなら、この資格と経験は、その後のキャリアでも大きな武器になったからです。
- 初めての仕事としておすすめ
- 基礎が身につく
- 給与水準は悪くない
- 転職市場での需要も高い
- でも、長く続けるかは人次第
正直に言えば、単調な作業の繰り返しに飽きを感じる人は少なくありません。でも、それは決して無駄な経験ではありません。
「食いっぱぐれない」という先輩の言葉は本当でした。私自身、この資格があることで、その後の人生で何度も助けられました。
結論として、第二新卒の最初の一歩としては十分アリ。
ただし、ずっと続けることにこだわる必要はありません。この経験を活かして、次のステップに進むのも一つの選択肢だと思います。
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