「また一人辞めた…」
気づけば、この1年で何人辞めていったか数えるのも嫌になってきた。
10人目が辞めたあたりで、さすがに「この会社、やばいんじゃないか」って思い始めたんじゃないですか?
結論から言うと、1年で10人辞める会社は普通じゃないです。
でも「やばい」で終わらせても、あなたの状況は何も変わらない。
この記事では、29社を渡り歩いて現在は採用担当をしている筆者が、「辞めるべきか、まだ様子を見るべきか」の判断基準をぶっちゃけます。
- 1年で10人辞める会社が「やばい」と言える根拠
- 辞めるべきか判断する5つの基準
- 辞めると決めた後の具体的なアクション

読み終わる頃には、自分が今どうすべきかハッキリ見えてくるはずです。
1年で10人辞める会社の特徴【採用担当の本音】

●まず、あなたの感覚は間違ってないです。
「やっぱりヤバいよね?」って確認したくてこの記事にたどり着いたと思うので、先に答えを言っておきます。
あなたの会社の離職率、計算してみて
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査」によると、日本企業の平均離職率は15.4%。
100人の会社なら年間15人辞めるのが「普通」ってことになります。
じゃあ1年で10人辞めるのはどうか?
- 社員50人の会社で10人辞める → 離職率20%(やや高い)
- 社員30人の会社で10人辞める → 離職率33%(かなりヤバい)
- 社員20人以下で10人辞める → 離職率50%超え(崩壊寸前)

あなたの会社、社員何人ですか?
計算してみて「あ、やっぱりヤバいわ」ってなったら、この先を読む価値があります。
10人辞める会社は「何かが壊れてる」
ここからは採用担当としての本音を話します。
正直、1年で10人辞める会社は構造的に何かが壊れてるんですよ。
人が辞める理由って、だいたいこの5つに集約されます。
- 給料が見合ってない…
- 人間関係が終わってる…
- 労働時間がおかしい…
- 成長できる気がしない…
- 会社の将来が見えない…
1〜2人が辞めるのは「個人の事情」で説明がつく。
でも10人となると、会社側に構造的な問題があると断言できます。
そして厄介なのは、こういう会社は自分たちが異常だと気づいてないこと。
「最近の若者は根性がない」とか言い出したら、もう末期です。
1年で10人辞める会社に残り続けるリスク

●「まだ大丈夫」「もう少し様子を見よう」
そう思って残り続けると、どうなるか?
ここは私(PAPAO)の実体験も交えてお伝えします。
残った人に負担が集中する
人が辞めれば、その分の仕事は誰かがカバーしないといけない。
新しい人が入っても、教育する余裕がないから即戦力になれない。
結果、真面目に働いてる人ほど疲弊していくという地獄のループに入ります。
「辞めたい」が言い出せなくなる人が続出する
周りがどんどん辞めていくと、「自分まで辞めたら迷惑かも」って思い始める人が多いんですよ。
私(PAPAO)は正直、「ヤバい」と思ったら我慢せずに辞めるタイプなので29社も経験してるわけですが、世の中そうできる人ばかりじゃない。
実際、採用担当として入社後の面談をしていると、「前の会社、もっと早く辞めればよかった」ってポロッと言う人がめちゃくちゃ多いんですよ。
責任感が強い人ほど「今辞めたら残った人に申し訳ない」と思ってズルズル続けて、結果的に体調を崩してから辞めることになる。
あなたの代わりは会社が見つける。でも、あなたの体と心の代わりは誰にも見つけられない。
これだけは覚えておいてください。
転職市場での価値が下がる
個人的には、ここが一番怖いと思ってます。
崩壊寸前の会社にいると、まともな経験が積めないんですよ。
教育体制は崩壊してる、先輩も余裕がない、マニュアルもない。
毎日やってることは、辞めた人の穴埋めと引き継ぎなしの業務対応。
そんな環境で3年耐えたとして、いざ転職活動を始めたときに聞かれるんです。
「前職ではどんなスキルを身につけましたか?」
……答えられますか?
「耐えました」は、残念ながらスキルにはならない。
20代の時間は有限です。「とりあえず続ける」が、一番もったいない選択になる可能性があるってことだけは知っておいてください。
辞めるべきか判断する5つの基準

●「やばいのは分かった。で、自分はどうすればいいの?」
ここが一番知りたいところですよね。
以下の5つの基準で、自分の状況をチェックしてみてください。
3つ以上当てはまったら、本気で転職を考えた方がいいです。
①この1年で「成長した実感」がない…
②辞めた人の「本当の理由」がヤバい…
③「辞めたい」が毎日頭をよぎる…
④会社に「変わる気配」がない…
⑤今の会社で「市場価値」が上がる気がしない…
①この1年で「成長した実感」がない
厳しい環境でも、スキルや経験が積めているなら残る価値はあります。
逆に、毎日同じことの繰り返しで何も身についてないなら危険信号。
人が辞めまくる会社って、教育体制も崩壊してることが多いんですよ。

「誰かに教わる」じゃなくて「見て覚えろ」状態になってませんか?
②辞めた人の「本当の理由」がヤバい
表向きは「家庭の事情で」とか「キャリアアップのため」とか言ってても、本音は違うことが多い。
もし辞めた人と連絡が取れるなら、こっそり本当の理由を聞いてみてください。
「あの上司が無理だった」「給料が上がる見込みがなかった」みたいなリアルな声が聞けたら、それがあなたの未来でもあります。
③「辞めたい」が毎日頭をよぎる
週に1回くらい「辞めたいな」と思うのは、正直どこの会社でもある。
でも毎日のように「辞めたい」が頭をよぎるなら、それは心のSOS。
筆者は「ヤバい」と思ったら我慢せずに辞めてきたタイプなので29社も経験してるわけですが、採用担当として面接や面談をしていると正直思うことがあって。
「この人、もっと早く辞めてれば、こんなにボロボロにならなかったのに」
目に覇気がない、受け答えに自信がない、自己PRが「耐えたこと」しかない。
限界まで我慢した人って、転職活動にまで悪影響が出てるんですよ。
元気なうちに辞めた人と、壊れてから辞めた人では、面接での印象がまるで違う。
「辞めたい」が毎日よぎってる時点で、まだ元気なうちに動ける最後のチャンスかもしれません。
④会社に「変わる気配」がない
人が辞めまくってるのに、会社が何のアクションも起こしてない。
これ、一番ヤバいサインです。
10人辞めてるのに「人が足りないから採用増やそう」しか言ってない会社、ありませんか?
それ、穴の空いたバケツに水を注いでるだけです。
採用担当の立場から言わせてもらうと、「なぜ辞めたのか」を分析しない会社は何人採用しても同じことを繰り返します。
逆に、以下のような動きがあるなら、まだ望みはあるかもしれません。
- 給与体系の見直しを検討している
- 新しい人事制度を導入しようとしている
- 上層部が現場の声を聞こうとしている
でも正直に言うと、こういう動きがある会社は、そもそも10人も辞めないんですよ。
10人辞めてる時点で手遅れとまでは言わないけど、「変わろうとしている会社」と「変わる気すらない会社」は天と地の差です。

あなたの会社、どっちですか?
⑤今の会社で「市場価値」が上がる気がしない
個人的には、5つの中でこれが一番大事だと思ってます。
20代の転職市場って、実は「何ができるか」より「これから何ができそうか」で評価されるんですよ。
つまり、今はスキルがなくてもポテンシャルで勝負できる。

でもこれ、20代限定の特権です
30代に入ると「で、あなたは何ができるんですか?」にシフトする。
採用担当として何百人も見てきた中で断言しますが、20代のうちに「何もできるようにならなかった」は、30代の転職で本当に詰みます。
今の会社にいて、1年後の自分が胸を張って「これができます」と言える姿が想像できますか?
もし想像できないなら、ポテンシャルで勝負できる今のうちに動いた方がいい。
これは脅しじゃなくて、29社経験して採用側にも立ってるからこそ言えるリアルな話です。
辞める前にやっておくべき準備
●5つの基準をチェックして、「やっぱり辞めよう」と思った人もいるはず。
でもちょっと待ってください。
勢いで辞めると後悔するので、最低限の準備だけはしておきましょう。
辞める前に「次」を決める
「辞める」と「転職先を決める」は別の話。
先に次を決めてから辞めるのが、経済的にも精神的にも安全です。
「でも忙しくて転職活動する時間がない」って思うかもしれない。
大丈夫、転職エージェントを使えば在職中でも効率的に動けます。
- 求人探しはエージェントに任せる
- 面接の日程調整もやってくれる
- 履歴書・職務経歴書の添削もしてくれる

一人で全部やろうとすると詰むので、プロの力を借りましょう!
20代・第二新卒なら選択肢は山ほどある
特に20代なら、未経験でも受け入れてくれる求人は山ほどあります。
「今の会社しか知らないから不安」って気持ちは分かる。
でも外の世界を見たら、今の会社がいかに異常だったか気づくはずです。
筆者がおすすめするエージェントは以下の記事でまとめてます。
👉 第二新卒の転職エージェント選び方|職歴浅い人向け【採用担当が解説】
今すぐ逃げたい人へ【退職代行という選択肢】
●ここまで読んで、「転職活動?そんな余裕ないよ」って人もいると思います。
「もう限界」「明日から行きたくない」「日曜の夜が地獄」
そこまで追い詰められてるなら、退職代行という選択肢があることだけは知っておいてください。
退職代行は「逃げ」じゃない
退職代行って聞くと、「そこまでする?」「甘えじゃない?」みたいな声があるのは知ってます。
でもね、採用担当として本音を言わせてもらうと、辞め方なんて次の会社は気にしてない。

面接で「退職代行使いましたか?」なんて聞く会社、見たことないです。
それより問題なのは、我慢しすぎて心が壊れて、転職活動すらできなくなること。
辞めると言ったらパワハラされそう、引き止めがしつこそう、そもそも上司の顔も見たくない。
そういう状況で「ちゃんと自分で言わなきゃ」って頑張る必要、ありますか?
円満退職なんて幻想です。あなたが無事に辞められたら、それが一番の円満退職。
👉退職を直属の上司に言いたくない!4つの対処法と円満退職の解決策
「選択肢がある」と知るだけで楽になる
別に今すぐ使わなくていいんです。
ただ、「いざとなったら逃げ道がある」と知ってるだけで、月曜の朝の絶望感がちょっとだけマシになる。
筆者は29社辞めてきましたが、退職代行があったら使ってた会社、正直あります。
詳しくは以下の記事で解説してるので、「お守り代わり」に見ておいてください。
👉 退職代行は頭おかしい?誤解と実態|「うるさい外野」の偏見を徹底解説
| サービス名 | 料金(税込) | 審査なし後払い | 分割払い | 支払期限 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 辞めるんです | 27,000円 | ◎完全後払い | ◎クレカ分割 | 退職後7日以内 | 業界初・審査なし完全後払い |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | ◎独自後払い | ◎クレカ分割 | 1ヶ月後まで | 最安値・手数料3,000円 |
| 退職代行Jobs | 29,000円 | ◎現金後払い | ◎クレカ分割 | 翌月27日まで | 労働組合・弁護士監修 |
| 男の退職代行 | 26,800円 | △paidy後払い | ◎クレカ分割 | 翌月27日 | 男性専門・20代30代人気 |
| わたしNEXT | 26,800円 | △paidy後払い | ◎クレカ分割 | 翌月27日 | 女性専門・5冠達成 |
まとめ|1年で10人辞める会社にいるあなたへ
最後に、大事なことを整理します。
1年で10人辞める会社は、構造的に問題があります。
あなたが「やばい」と感じた直感は正しいです。
辞めるかどうか迷ったら、この5つをチェックしてみてください。
| チェック項目 | 当てはまる? |
|---|---|
| この1年で成長した実感がない | □ YES / □ NO |
| 辞めた人の本当の理由がヤバい | □ YES / □ NO |
| 「辞めたい」が毎日頭をよぎる | □ YES / □ NO |
| 会社に変わる気配がない | □ YES / □ NO |
| 市場価値が上がる気がしない | □ YES / □ NO |
3つ以上当てはまったら、本気で転職を考えるタイミングです。
「辞める」という選択は、逃げじゃなくて前進。
あなたの人生は、その会社のためにあるわけじゃない。
まずは転職エージェントに登録して、「外の世界」を見てみることから始めてみてください。








