あなたは転職を考えていますか? それともすでに転職活動を始めていますか?
どちらにしても、あなたが避けたいのはブラック企業ですよね。
ブラック企業に入ってしまうと、過酷な労働条件やパワハラなどに苦しむことになるので、事前に対策をすることが大切です!
しかし、その実態は求人広告や面接では隠されていることが多く、見分けるのは簡単ではありません。
●残業が異常に多い…(サービス残業で割にわない)
●上司が気に入らないと資料を破られたり、物を投げられる…
●成績が悪いとみんなの前で怒鳴られる…
●面接の時に聞いていた年収と違う…
●毎朝の朝礼が長いので出社は強制で2時間前…
●上司に人格を否定されるようなことは毎日言われて鬱状態…
『ブラック企業』とは、労働者を過重労働や違法行為で搾取する企業のことです。
しかし、その定義は曖昧であり、被害者意識を持つ労働者もいる一方で、自らの努力不足を理由に苦しんでいると感じる人もいるようです。
ブラック企業の最も大きな特徴が「社員が定着しない」・「入社してもすぐに辞めてしまう」で断トツです。
参考厚生労働省:「ブラック企業」ってどんな会社なの?
「ブラック企業に入社してしまう前に対策を!」
ブラック企業は、求人広告では見分けにくいことが多いですが、実ポイントをおさえることで、ブラック企業の特徴を見抜くことができます。
●転職したいけどブラック企業への応募は避けたい!
●募集要項からブラック企業に騙されないよう見極めたい!
●ブラック企業の求人の「あるあるの特徴」を知りたい!
●ブラック企業に騙されないよう、失敗しないためのポイントが知りたい!
そこで今回は、ブラック企業の求人のフレーズと特徴の見分け方をご紹介します。
本記事を読めば、ブラック企業に騙されるリスクを大きく減らすことができます。

ブラック企業に騙されないために、求人広告を見る際には、ぜひ目を光らせてチェックしてみてください!
ブラック企業あるある|ブラックになりやすい業界
残念ながら「離職率の高い業種」と「ブラック企業が多い業種」はほぼイコールです。
下記は厚生労働省が発表した「令和元年の雇用動向調査結果の概況」です。

どうですか?あなたの業種はありましたでしょうか?
世の中ブラック企業ばかりで一向になくなりません!
それならせめて自己防衛策として、求人票からブラック企業を見破ってみましょう!
すべてのブラック企業を見分けることは不可能です!
しかし、リスクを大きく減らすことは可能です!

ブラック企業に応募するのは時間と労力の無駄です!
本記事でブラック求人をバンバン暴いていきましょう!
ブラック企業の定義|騙されるのは自己責任?
聞いたことがある名前の通った企業、一部上場企業でもブラックはいくらでもあります!

●世間様では、ブラック企業に入社してしまったことを「自己責任でしょ!」「自分で決めたんでしょ!」という風潮があります。
しかし私はこの場を借りて一言いいたい!「たしかに騙されるのも悪いけどは、入社してしまった人たちは被害者だ!」と。、
なぜなら 求人の募集要項で巧妙に騙す会社も悪いわけです!
あなたは「おれおれ詐欺」で騙されたお年寄りに「騙されたあんたが悪い!」と100%シラフで言えますか?

求人は「オレオレ詐欺」とは比べ物にもならない、巧みなトラップを仕掛けてきます!
■今までブラック企業務めで自信を失っている人は…
詳細記事 ブラック企業出身者だと転職できない?企業の本音!逆に重宝される!
●ブラック企業は、求人広告や面接で実態を隠したり、良いことばかりを語ったりすることで、応募者を騙して採用することがあります。
●給与や待遇を誇張する
未経験でも高収入が得られると謳ったり、福利厚生や休日数を多く見せかけたりする。実際にはノルマやみなし残業があったり、福利厚生や休日数が制限されます…
●仕事内容を曖昧にする
具体的な仕事内容や業務時間を明かさず、カタカナでカッコよく言い換えたり、精神論でごまかしたりする。実際には肉体的にキツイ内容や長時間労働だったりします…
●内定をすぐに出す
面接後すぐに内定を出して応募者の心理的な余裕を奪ったり、すぐに入社してほしいと説得したりする。他の会社と比較検討する時間を与えず決断を迫ります。
■今すぐ会社を辞めたいのに言い出せない人向けの記事
詳細記事【もう悩まないで!】ブラック企業を辞められない…頼れる相談先は?
100発100中ですべてのブラックを見抜くことはできませんが、求人情報からある程度は「この会社ってヤバい臭」が読み取れます。
それでは以下でブラック企業求人の見分け方を見ていきましょう!
ブラック企業の見分け方|ブラック企業の求人あるある

ブラック企業の求人フレーズ|応募条件からブラックを見破る!
●まずは、はじめの第一歩として、応募条件からプロファイリングしていきましょう!
これらは、怪しい応募条件のホームラン王です!
●「未経験者大歓迎!」➡慢性的に人材不足です!

大量採用や年中募集している場合はヤバいです!そうでなければ本気で1から育てていく企業の可能性はあります。
●精神論を重視!➡「ヤル気」・「諦めない粘り強さ」・「夢を実現!」 など
●「20代~30代がメインで活躍」➡定年まで長く続けられる職場ではない…
●「即戦力」で活躍できます!➡人手不足なので即戦力として働くしかない…
●「少数精鋭」な組織です➡多忙な業務を少数で回していくしかない…雑用も多し!
●短期間で幹部候補➡次々と先輩・上司が辞めていく職場
●「ノルマ無し」➡「目標」という名の過酷なノルマあります!

とにかく出入りが激しいので、入口(入社条件)をゆるく設定してます!
大量採用した中から、数人残れば「儲けもの感覚」で人を消耗品のごとく考え、求人を出しまくっているのが特徴です!
ブラック企業 求人 フレーズ|社風からブラック企業を見分ける!

「ブラック企業」にはわれわれ常人には及びもつかない「世にも奇妙な」特徴があります。
●定着率が悪い職場はこれは本当に危険鉄板です!
待遇はそこそこでも 離職率が低い職場が狙い目かもしれません。
●1年中、求人募集をしている➡完全使い捨て会社です!
新入社員を「大量募集」・「大量採用」している企業が多い
事業拡大で急成長を遂げている企業ではないのに、大量採用・即採用している企業は、ブラック企業率が高いです。
大量募集➡大量雇用 ➡過重労働で使いつぶし ➡ 大量退職…
年がら年中この負のサイクルを繰り返しているので、必然的に離職率が高くなります。
面接もたいしてやらずに「即採用」なんて企業は疑ってかかったほうが賢明です。

私も一次面接が終わり「外」に出た瞬間に「採用」のTELが来たことがあります。
怖くてつい「すいません、たった今、他社から内定もらいました…」と嘘も方便をかましてしまったことがあります。
●未経験者歓迎➡使い捨ての可能性があります。転職エージェントを利用し、本気で1から人を育てたいと考えている企業を紹介してもらうのがBestです!
●平均年齢が低い➡定年まで働けないので、また転職をすることになります。
●実力主義、独立・起業のチャンスが全面に強調されている➡夢を餌に純情で洗脳しやすい人を自社に都合の良いソルジャーとして養成したい!
●社員数に対して、採用人数がやたら多い➡同職種でそう何人も一気に辞めないでしょ!
●名ばかり管理職が多い➡ 高役職採用で入社後はバラ色?騙されるな!管理職になると残業代がもらえない可能性がある…
●雰囲気盛り上げワードを乱発➡「やりがいのある仕事」・「風の通しのいい職場」 ・「和気あいあいとした環境」・「アットホームな職場」など具体的でなくフワフワしているのが特徴です。
ブラック企業 見分け方|待遇面からブラックを見分ける!

●ブラック企業に使い潰されるの回避しましょう!
●年収に幅がありすぎる!➡ある意味で本当に使い捨ての実力主義かも…
●最低年収の記載がない(応相談)➡人を見て年収決めるな!経歴と相場で決めろ!
●未経験OKなのに相場よりも年収が高い➡未経験で本当に高収入ならみんな働きたいよね…
●最低賃金のギリギリの給与設定➡おそらく将来的にも薄給です…
●基本給が低くやたら各種手当が多い➡ボーナスは基本給ベースなので年収は低くなります。
●年間賞与は基本給の5か月分➡月給の5か月分ではないですからね!
●拘束時間が長い(9:00~21:00:内休憩4時間とか)➡時間無駄!人生は有限だ!
●休みが週休二日制➡完全週休二日制でないので要注意!
●見込み残業代含む➡20時間位までならまだ我慢できるけど、80時間分とかもはやギャグでしょ!過労死するくらいなら他社を選んだ方が賢明です。
●試用期間中の条件が違う➡給料が違う・日割り計算・異常に使用期間が長い(6カ月)とか…とにかく試用期間を理由に待遇が悪いのは、いずれにせよ長く続かないので応募するだけ時間の無駄です!人を大切にしていない会社です。

会社選びは慎重に!給料が低いなら単発バイトをしましょう!
■アルバイトを短期でしたい!社会人(Wワークや失業中)どれが最適?
詳細記事 登録簡単・好きな時に・すぐ働けるアルバイトで小遣いUP!
「アットホームな職場」は本当にブラック企業なのか?
●アットホームな社風はブラックあるあるですよね!
まず第一前提として「アットホームな職場」=単なる同族企業です。
企業のホームページを見ると、役員がやたら同じ苗字が多いところってありますよね!
社長と専務が違う名字だと思って油断してたら「婿養子」だったとか…あるあるです。

どうしても同族企業がイヤな人は、先に読み進めてくださいね!
でも私が経験した中で、本当にアットホームだった職場もいくつかありました。
これは実際に入社しないと体感できないことですが、一番わかりやすい特徴があります!
それは下記の2点が合致する中小企業です!
①社長が「人格者」で身内びいきしないこと!
・ネット検索で「企業名+社長名」で社長の「発言」に注目です!
ここで社員や人を大切にしているのが、上っ面ではなくしみじみと伝わってくれば合格です!
待遇はそれなりかもですが、社長が「人格者」であることが特徴です。
②「社員が新卒から70歳位までの幅広い年齢層」の職場

【私がアットホーム企業で受けた恩恵】
・職種を超えて困っている人の仕事をみんなで手伝う社風だった。
・私が結婚した時に会社主催で結婚パーティーをしてもらった。
・社長に酔って介抱してもらった!目が覚めたら「社長家の客間」の布団で寝てた…
※でもこれは例外で同族会社の場合、大概は身内びいきなので「アットホーム」求人は要注意!
ブラック企業に騙されるな!やばい求人の見分け方3箇条

求人に応募する前に!「ちょっと待って!」あなたにもできる防衛策
●どんなにあなたの心を揺さぶる「美辞麗句」が並べられた求人でも、「定着率が悪い職場」はド鉄板でおすすめできません!
働き手の定着率が悪いのは待遇が悪い証拠です!
待遇はそれなりでも、 離職率が低い職場が狙い目かもしれません。
そもそも待遇の良い企業は概して人が辞めません!
ネット情報はすべてを鵜呑みにできませんが、参考になる部分は多々あります!

「煙のないところに火は立たない」説ですね。
ブラック企業にひっかからないためには、 たとえ応募先が上場企業でも、表面的なイメージだけで騙されないようにしましょう!
有名ブランドでもブラック企業はいくらでも存在します!
下記の3点に気を使うだけでも、かなりの高確率でブラック企業は回避可能です!
自分を守るためには有効な手段なので、ぜひご活用ください!
【転職エージェントに厳選求人を紹介してもらう !
・転職エージェントを利用するのが一番確実です!なぜならエージェントもあなたが長く働いてくれないことには、収益にならないからです。遠慮なく、「ブラックお断り」とあなたの条件を相談しまくりましょう!
■新卒で短期間で仕事を辞めてしまった人向け
詳細記事 【ランキング】第二新卒転職エージェントの就職は職歴・コネ・経験は不要
失敗しないための3つの注目ポイント】
①その企業はいつも募集していないか?
●大量採用をしている企業は、毎度毎度の求人広告常連の使い捨て企業です!
google検索で「企業名+求人」で過去の求人出てきます。詳細までは出てこない場合もあるけど、「こないだも募集していたんだ!」という事実が確認できればOK!
②口コミサイトは話半分程度だが要チェックする!
●企業の口コミ・評判を見るには「転職会議」がおすすめです。企業の会社概要はもちろん、年収、入社対策、売上・業績の口コミから転職の採用情報までわかります。
念のため「google+企業名」でも、企業の評判を調べて確認しておきましょう!

あまりにも小企業の場合、どちらでも評判が出てこないこともあります!
その場合はダメ元で「一次面接」で雰囲気を感じ取る戦法がおすすめです!
③転職エージェントに目利きをしてもらう
●転職エージェントを利用するメリットは、担当アドバイザーがブラック企業を避けるための情報を持っている点です。転職エージェントは、企業の情報や社員の声を収集し、その情報を元にクライアントにオススメの企業を紹介します。
また、転職エージェントは、応募する前に企業の内情を確認してくれる場合もあります。これらの情報をもとに、ブラック企業には入らないようにすることができます。
■年収700万に届かなくても、人生仕事だけじゃない!
「仕事以外」でも充実させたい人向き!
詳細記事 ミドル層におすすめの転職エージェント【まとめ】複数利用がおすすめ!
■仕事がやりがいだ!
3種の神器「お金」・「名誉」・「やりがい」を追求し続けたい人向き
詳細記事 【完全版】ハイクラス転職エージェントおすすめ!20代~50代まとめ
まとめ:ブラック企業求人のフレーズと見抜き方!あるあるに惑わされるな!
■求人票だけでは、巧妙なブラック企業は見抜けないこともあります…
関連記事 ブラック企業の面接での見分け方!求人票だけでは見抜けないポイント
●100%の確率でブラック企業を見破る方法はありません。例外も当然あります。
しかし確率論でいえば高確率で本記事で警鐘している内容は間違いないと自負してます!
最大の自己防衛策は、自らの視点で企業を冷静に見つめることではないでしょうか?
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