「面接2回もあるの、正直めんどくさい…」
そう感じているあなたは、決して甘えていません。
私は採用担当として29社で面接に関わってきましたが、正直に言います。
面接2回がめんどくさいと感じるのは、むしろ正常な判断です。
なぜなら、企業によっては「無理に続ける価値がない面接」も存在するからです。
でも、こんな疑問もありますよね。
安心してください。
この記事を読めば、その答えが全て分かります。
✅ 辞退してもいい企業の5つの特徴
✅ 続けるべき企業の5つの特徴
✅ 面接2回を効率的に突破する方法
✅ 面接回数が少ない企業の探し方
✅ 面接に時間を割けない時の対処法
この記事は、現役採用担当者が自身の29社の転職経験をもとに書いています。
5分で読めます。
最後まで読めば、今抱えているモヤモヤが確実に晴れます。
【この記事を書いた人】PAPAO(採用担当・29社経験)
29社を転職した経験から、「面接1回で即採用された会社」がどれだけヤバいかを痛感。現在は採用担当として、面接の裏側を知る立場に。この記事では、企業側と応募者側の両方の視点から、本音で語ります。
29社を転職した経験から、「面接1回で即採用された会社」がどれだけヤバいかを痛感。
現在は採用担当として、面接の裏側を知る立場に。

この記事では、企業側と応募者側の両方の視点から、本音で語ります。
面接2回がめんどくさいと感じる5つの理由

●「面接2回もあるの、正直めんどくさい…」
そう感じるのは、決してあなたが甘えているからではありません。
採用担当として多くの応募者を見てきた経験から言えますが、面接2回を「めんどくさい」と感じるのは、むしろ当然の反応です。
なぜなら、面接2回には以下のような負担があるからです。

実際、2回目の面接を急にキャンセルする人も少なくありません。
理由①時間と交通費の二重負担がかかる
1回でも緊張する面接を2回も行くとなると、まず時間の負担が大きいです。
面接1回あたりの時間コスト
- 往復の移動時間:1〜2時間
遅刻しないよう、余裕を持って出発する必要があります - 到着後の準備時間:5〜10分
受付や身だしなみチェックなど - 面接時間:30分〜1時間
実際の面接にかかる時間
これが2回となると、丸1日分の時間を使います
在職中に転職活動をしている人なら…有給を2日使う
- 仮病で休む
- 「歯医者に行く」と嘘をつく こういった対応が必要になります。
有給が取りづらい会社だと、これだけで大きな負担です。
交通費も馬鹿にならない
ほとんどの企業では交通費は支給されません。
- 片道500円の企業:往復1,000円 × 2回 = 2,000円
- 複数社応募している場合:月に数千円〜1万円以上の出費に
フリーターや既卒の立場では、この金銭的負担も決して小さくありません。
さらに、面接用の服装や身だしなみを整える手間も2倍になります。
理由②同じような質問を何度も受けるストレス
面接2回目になると、1回目と同じような質問をされることが多いです。
よくある重複質問
- 「志望動機は?」
- 「自己PRをしてください」
- 「前職の退職理由は?」
こういった基本的な質問が繰り返されると、「前回も答えたのに…」とモヤモヤしてしまいます。
特に1回目と2回目の面接官が違う場合は、ほぼ同じ質問をされることが多いです。
回答の一貫性を保つプレッシャー
さらに厄介なのが、 「1回目と同じように答えないといけない」というプレッシャーです。
1回目と2回目で矛盾したら、不信感を持たれる
でも、全く同じ答えだと「練習してきただけ」と思われる
アドリブを効かせるのも、リスクがある

この「ちょうどいい塩梅」を探るのが、めんどくさいんです。
理由③2回目の方が緊張度が増す心理的プレッシャー
1回目の面接を通過したということは、2回目はさらに重要な最終面接であることが多いです。
プレッシャーが増す理由
✅ 「もう少しで内定が出るかも」という期待感
✅ 「ここで失敗したら今までの努力が水の泡」というプレッシャー
✅ 役職の高い人(人事部長・役員・社長)が出席する可能性
✅ 予想外の質問が飛んでくる恐怖
多くの場合、2回目の面接には役職の高い人が出席します。 突然予想外の質問が飛んできて、 頭が真っ白になってしまうことも珍しくありません。

私も2回目の面接で社長から「君は何がしたいの?」と聞かれて、言葉に詰まったことがあります…
理由④:準備時間が2倍必要
面接1回なら、準備も1回で済みます。 でも、面接2回となると、準備も2回分必要になります。
1次面接と2次面接の準備の違い
| 項目 | 1次面接 | 2次面接 |
|---|---|---|
| 面接官 | 人事・現場担当 | 役員・社長 |
| 聞かれること | 職務経歴・実績 | 志望動機・キャリアビジョン |
| 重視されること | スキル・経験 | 価値観・人柄 |
つまり、1次面接と2次面接では準備する内容が違います。
- 1次面接:「何ができるか」をアピール
- 2次面接:「なぜこの会社なのか」を深掘り
この準備時間の倍増が、めんどくさいと感じる大きな理由です。
理由⑤:落ちた時のダメージが大きい
面接2回を突破しても、最終的に落ちることもあります。
時間をかけた分、落ちた時のショックも大きいです。
こう思うと、面接2回が余計にめんどくさく感じます。 特に複数社に応募していて、 他の企業の選考も進んでいる場合、 「この企業に時間を使いすぎて、他の企業の準備ができなかった」 という後悔も生まれます。
- 「あの準備時間は何だったんだ…」
- 「交通費も無駄になった…」
- 「また1から求人を探さないといけない…」
- 「自分は何がダメだったんだろう…」
こう思うと、面接2回が余計にめんどくさく感じます。
特に複数社に応募していて、 他の企業の選考も進んでいる場合、 「この企業に時間を使いすぎて、他の企業の準備ができなかった」 という後悔も生まれます。
ここまでのまとめ
面接2回がめんどくさいと感じる理由
✅ 時間と交通費の二重負担
✅ 同じ質問を何度も受けるストレス
✅ 2回目の方が緊張度が増すプレッシャー
✅ 準備時間が2倍必要
✅ 落ちた時のダメージが大きい
これだけの負担があるんです。
「面接2回がめんどくさい」と感じるのは、 決してあなたがサボりたいからではありません。
時間・労力・精神的な負担を考えると、当然の感情です。
ここまで「面接2回がめんどくさい」理由を5つ挙げましたが、 もしかして、本当の理由はこっちじゃないですか?
採用担当の私が、本音を言います 実は、採用担当として多くの応募者を見てきて気づいたことがあります。
「面接2回がめんどくさい」と強く感じる人の多くは、 その企業が本当に第一志望ではないケースが多いです。
これは批判しているわけではありません。 むしろそれが普通です。
本当に入りたい会社なら、どうなるか? 想像してみてください。
もし、あなたがどうしても入りたい企業から 「面接3回やります」と言われたら、 「よし、3回でも4回でも受ける!」 そう思いますよね。
つまり、「めんどくさい」と感じるのは、 その企業への本気度がそこまで高くないからかもしれません。
でも、それは悪いことじゃない 問題は、「本気で入りたい」と思える企業を見つけられていないことです。
だから、大事なのは面接回数を減らすことじゃない。 「本気で入りたい」と思える企業を見つけることです。
そのためには
- ブラック企業を避ける
- 自分に合った企業を見つける
- 面接前に企業の内部情報を知る
こういった情報収集が必要です。
でも、個人で調べるには限界があります。 だからこそ、第二新卒・既卒専門のエージェントが役立つんです。
では、今あなたが応募している企業は、 辞退すべき企業なのか?続けるべき企業なのか? 次の章で、具体的な判断基準をお伝えします。
【判断基準】辞退すべき?続けるべき?チェックリスト
●「面接2回がめんどくさい」と感じた時、無理に続ける必要はありません。
ただし、中には「踏ん張る価値がある企業」も存在します。
ここでは、採用担当の経験から、辞退してもいい企業と続けるべき企業の判断基準を本音でお伝えします。
辞退してもいい企業の5つの特徴
以下の特徴に当てはまる企業は、無理して2回目の面接を受ける価値はありません。
1. 一次面接で企業に違和感を感じた
面接は、企業があなたを見る場であると同時に、あなたが企業を見極める場でもあります。
こんな違和感があったら要注意
- 面接官の態度が横柄だった
- 社内の雰囲気が暗かった
- 求人票と話が違った
- 社員が疲れた顔をしていた
- オフィスが汚い・整理されていない
こういう違和感は、入社後に確信に変わります。
私も「なんか嫌な感じだな…」と思いながら入社した会社は、すべて早期退職しました。
一次面接で感じた違和感を無視すると、入社後に「やっぱりそうだった…」と後悔することになります。

違和感を感じたら、それは「やめておけ」というサインです。
2. 労働条件が事前説明と違う
- 「残業は月20時間程度」と聞いていたのに、面接で「実際は40〜50時間」と言われた。
- 「給与は年収400万円」と書いてあったのに、「試用期間は350万円」と後出しされた。
こういう企業は、入社後も条件が変わる可能性大です。
- 残業時間が増える
- みなし残業の時間が増える
- 給与が下がる
- 休日が減る
- 業務内容が変わる
採用時に嘘をつく企業は、入社後も平気で嘘をつきます。
時間の無駄なので、即辞退でOKです。
3. 他に本命企業がある
複数の企業に応募していて、すでに本命があるなら無理に続ける必要はありません。
ただし、以下の場合は保険として残すのもアリです。
- 本命企業の面接がまだ先
- 本命企業の合格率が低そう
- 本命企業が落ちた時の保険が欲しい
判断基準は「本命企業の確度」です。
本命が確実に内定出そうなら、今の企業は辞退してOK。
本命が不安なら、保険として続けるのもアリです。
4. 今の仕事が忙しすぎて面接の時間が取れない
- 有給を使い果たした
- 上司の目が厳しくて休みづらい
- 業務が立て込んでいて余裕がない
こんな状態で無理に面接を受けても、準備不足で落ちるだけです。
無理に続けた場合の悪循環
準備不足で面接を受ける
↓
落ちる
↓
「また1から求人を探さないと…」
↓
ストレスが増える
↓
転職活動がめんどくさくなるこの悪循環に陥るくらいなら、一旦辞退した方がマシです。
では、どうすればいいのか?
答えは、先に今の会社を辞めてから転職活動をするです。
(この対処法は後述します)
5. 面接のために嘘をつき続けるのが辛い
- 仮病で休む
- 「歯医者に行く」と嘘をつく
- 「親の用事」と言い訳する
こんな嘘を続けていると、精神的に疲弊します。
「私用のため」で休めない会社から逃げたくて転職活動してるのに、面接のためにまた理由を考えないといけない…矛盾してますよね。
でも、次が決まってないのに辞めるのはリスクが高い。 だから、めんどくさくても、面接2回は踏ん張るべきです。
続けるべき企業の5つの特徴
一方で、以下の条件に当てはまる企業は、面接2回の手間をかける価値があります。
1. 一次面接の手応えが良かった
- 面接官との会話が弾んだ
- 具体的な業務内容の話が出た
- 「次回は社長面接です」と前向きな発言があった
- 面接時間が予定より長引いた(いい意味で)
- 「いつから入社できますか?」と聞かれた
こういう場合は、合格の可能性が高いです。
特に「次は〇〇さん(役職者の名前)との面接です」と具体的な話が出た場合は、合格の可能性が高いです。
手応えがあったなら、2回目も受ける価値ありです。
2. 年収アップが確実
今より年収が50万円以上上がる場合、面接2回程度の手間は、投資として十分にペイします。
年収アップの価値を計算してみる
例えば、年収50万円アップなら
- 月給:約4万円アップ
- 手取り:約3万円アップ
- 年間手取り:約36万円アップ
面接2回の準備時間を10時間とすると、時給36,000円の仕事をしているのと同じです。
これなら、踏ん張る価値は十分にあります。
3. 企業の雰囲気が良かった
- 社員同士の関係が良好
- オフィスが清潔で整理されている
- 面接官が親身に話を聞いてくれた
- 「ここで働きたい」と直感的に思えた
- 職場見学で社員が笑顔だった
こういう企業は、入社後も働きやすい可能性が高いです。
雰囲気の良さは、求人票には書かれていない貴重な情報です。
面接でしか分からないことなので、こういう企業に出会えたら、チャンスを逃さないようにしましょう。

私が3年以上続いた会社は、すべて「雰囲気がいいな」と感じた企業でした。
4. スキルアップが見込める
長期的なキャリアを考えるなら、面接2回は安い投資です。
特に20代なら、年収よりもスキルアップを優先すべきです。
スキルアップの価値
スキルが身につけば、
- 将来の年収アップに繋がる
- 転職市場での価値が上がる
- 選択肢が増える
目先の面倒さよりも、長期的な価値を考えましょう。
5. 第一志望の企業
「どうしてもこの企業に入りたい」という本命企業なら、面接が3回でも4回でも受けるべきです。
後悔しないために、全力を尽くしましょう。
第一志望を諦めると、「あの時、もっと頑張れば良かった…」と一生後悔することになります。
めんどくさくても、踏ん張ってください。
チェックリストで判断しよう
以下のチェックリストで、辞退か続行かを判断してください。
【辞退してもいいケース】
- □ 一次面接で違和感を感じた
- □ 労働条件が違った
- □ 他に本命がある
- □ 今の仕事が忙しすぎる
- □ 嘘をつくのが辛い
【続けるべきケース】
- □ 手応えが良かった
- □ 年収が大幅に上がる
- □ 企業の雰囲気が良い
- □ スキルアップできる
- □ 第一志望の企業
3つ以上当てはまる方に進みましょう。
もし両方当てはまる場合は、「続けるべきケース」を優先してください。
判断に迷ったら、この質問を自分にしてください
最後に、判断に迷った時の決め手となる質問です。
「この企業に落ちたら、後悔するか?」
- 後悔する → 続けるべき
- 後悔しない → 辞退してOK
この質問に正直に答えれば、答えは出ます。
判断基準が分かったところで、次は実際に「面接1回で即採用された会社」で何が起きたのか、私の実体験をお伝えします。
「面接2回はめんどくさいけど、面接1回の会社に飛びつくのは危険」
その理由が、次の章で分かります。
面接1回の会社で実際に遭遇した危険信号【実体験】

●「面接2回はめんどくさい…だったら面接1回の会社に応募しよう」
そう思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。
私が29社を経験した中で、面接1回で即採用された会社ほど、ヤバい会社だったんです。
実体験をお伝えします。
「その場で採用」は要注意
面接当日に「明日から来られますか?」と言われたことが数回あります。最初は「自分が評価されている」と嬉しく思いましたが、実際に入社してみると…
ある企業では、面接からすぐに採用が決まりましたが、入社後に分かったのは慢性的な人手不足でした。前任者が次々と辞めていき、新人教育もままならない状態。
結局私も2週間で退職することになりました。

つまり余程の人格破綻者でなければ誰でも内定GETできるのです…
このような「その場採用」は、以下の可能性を考慮すべきです!
- 慢性的な人手不足で誰でも採用している
- 離職率が高く常に人を募集している
- 仕事内容や労働条件に問題があり、人が定着しない
即決の裏には、こうした問題が潜んでいることが多いのです。
帰宅途中に連絡が来た驚きの体験談
「その場で採用」は要注意
ある企業の面接を受けた後、オフィスを出て一服しようとタバコに火をつけた瞬間に「採用決定のお電話です」と連絡が来たことがあります。
もともと断るつもりだったので嬉しさよりも「なぜそんなに急ぐの?」という違和感を強く感じました。
結果的にその会社は、ちょっと怪しい雰囲気の会社でした。面接中に「その筋の人」にしか見えない人たちが当たり前のように入室してきて、遠巻きに私の品定めをしているような状況に。最終的には面接官との会話さえ覚えていないほど緊張感のある空間でした。
面接からあまりに早い採用連絡は、「とにかく人を確保したい」という企業の焦りの表れかもしれません。
※このような怪しい企業の見分け方については、
「やばい求人票の見分け方!ブラック企業あるある特徴」でも詳しく解説しています。
履歴書や職務経歴書に質問がない理由
面接でその場で初めて履歴書を提出することがありました。そして驚くことに、書類選考もなく初対面なのに内容について一切質問がないのです。履歴書や職務経歴書をその場で受け取っただけで、全く目を通していないように感じました。
ある企業の面接では、私の経歴について全く触れられないまま「いつから来られますか?」という話になりました。これは明らかに「人」ではなく「人数」を採用しているサインです。
履歴書や職務経歴書を見ていない、または内容に関心がない企業は、あなたの適性や能力を評価する気がないということ。あなたという「個人」ではなく、単なる「労働力」として見ている可能性が高いです。
大量採用の裏側に潜むリスク
「今期30名採用予定です」「大量募集中です」という言葉には要注意。
特に企業規模に対して不自然に多い採用人数は危険信号です。
私が入社した会社は、大量採用を行っていましたが、入社後に分かったのは異常な離職率でした。3ヶ月以内に半数が辞めるような職場で、残業も多く、休日出勤も当たり前。「大量採用」の裏には、「大量離職」があったのです。
普通の受け答えができれば採用されるような面接は、本当の選考ではなく、単なる「顔合わせ」になっている可能性があります。
人を選ばない採用の背景には、以下のような問題が潜んでいることが多いです
- 離職率が高く常に人手が足りない
- 労働条件や職場環境に問題がある
- 短期間で成果を出せない人はすぐに切り捨てる

「大量採用」の裏には「人が定着しない深刻な理由」が隠されていることがほとんどです。
つまり、こういうことです
面接1回で即採用する会社の特徴
- とにかく人が欲しい
- 誰でもいいから採用している
- 入社後の教育もサポートもない
- 離職率が異常に高い
こんな会社ばかりでした。
だから、「面接2回はめんどくさい」と感じても、それは企業があなたをちゃんと見極めようとしている証拠です。
面接1回で即採用する会社よりも、よっぽど信頼できます。
でも、こんな疑問もありますよね
「面接2回の会社なら安心なの?」
「どうやって良い企業を見つければいいの?」
「ブラック企業を避ける方法は?」
答えは、転職エージェントに企業の内部情報を聞くことです。
第二新卒・既卒向けエージェント徹底比較
私(PAPAO)が29社転職した経験から言えるのは、「良い企業に応募すること」が最大の時短だということです。
| エージェント | 年齢 | 営業以外 | 派遣なし | サポート | 月給目安 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第二新卒エージェントneo | 28歳まで | ◎豊富 | ◎なし | 平均8時間 | 20-28万 | ★1位 |
| UZUZ | 29歳まで | ◎IT系充実 | ◎なし | 平均20時間 | 22-30万 | ★2位 |
| キャリアスタート | 35歳まで | ○普通 | ◎なし | 手厚い | 21-27万 | ★3位 |
| ハタラクティブ | 29歳まで | △営業7割 | △あり | 普通 | 18-25万 | ★4位 |
| タネックス | 29歳まで | △営業多め | ○少ない | 親身 | 18-23万 | ★5位 |
※全て無料。登録だけでもOKです。
特に1位の「第二新卒エージェントneo」は平均8時間のサポートで、
面接準備が圧倒的に楽になります。
では次に、「面接を辞退する」と決めた人のために、正しい辞退方法をお伝えします。
面接を辞退すると決めたら
面接を辞退すると決めたら、できるだけ早く連絡しましょう。
辞退連絡は、メールでも電話でもOKです。
ただし、面接前日や当日の辞退は電話が基本です。
エージェント経由の場合
エージェント経由で応募している場合は、エージェントに辞退の旨を伝えればOKです。
企業への連絡はエージェントが代行してくれます。
辞退メールの具体的な例文や対処法は別記事で解説
辞退メールの具体的な例文や、「返信がこなくて不安…」という時の対処法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
詳細記事 面接辞退メールの返信がこない…【怖くてブルブル…】再送のコツと不安解消法
面接2回の本当の意味と企業側の狙い

●面接が2回あるのは「めんどくさい」と感じる一方で、実は企業側には明確な意図があるんです。
29社の職歴経験を経て現在は採用担当者となった私だからこそお伝えできる、面接2回の本当の意味を解説します。
企業が面接を2回行う3つの目的
企業が面接を2回行う主な目的は以下の3つです。
- 慎重な人材選考
一般的には「優秀な人材を見極めるために、複数の視点から評価したい」という建前がありますが、実際のところは世間の慣習に習って2回の面接を設けているケースが多いです。書類選考を通過した応募者の中から、1回目の面接では明らかに社風に合わない人や、必要なスキルが不足している人、あるいは人格に問題があると感じられる人材を排除する役割を担っています。これが第一のふるいとなります。 - ミスマッチの防止
採用後のミスマッチを防ぐために、複数回のコミュニケーションを通じて相互理解を深めようとしています。企業側としては「きちんと弊社のことを知ってほしい」という思いと同時に、「二回も面接に来てくれるのだから本気度が高い応募者だ」と判断する材料にもしています。これは結果的に企業にとっても応募者にとってもメリットのある過程といえるでしょう。 - 組織適合性の確認
技術的なスキルや経験だけでなく、企業文化や価値観との相性も非常に重視されています。特に2回目の面接では「この人と一緒に働けるか」「チームに馴染めるか」という視点で評価されることが多いです。単なる能力だけでなく、職場の雰囲気を乱さない人材かどうかを見極めようとしています。
最終的には一次面接官の意見もかなり重視されるので、「一回目は軽い選考」と思って油断するのは禁物です。どちらの面接も真剣に臨むことが大切ですよ。
一次面接と二次面接で見られるポイントの違い
一次面接と二次面接では、評価される点が少し異なります。先ほどお伝えしたように、それぞれの面接には明確な役割があります。
一次面接で見られるポイント
- 基本的なコミュニケーション能力
- 最低限の適性やスキル
- キャリアやスキルの基本的な確認
- マナーや態度
- 応募動機の真剣さ
この段階でも、キャリアやスキルについてはしっかり確認されています。「この人は最低限の基準を満たしているか」「明らかな問題点はないか」という観点でチェックされるのです。
二次(最終)面接で見られるポイント
- 具体的な業務適性
- チームへの馴染みやすさ
- 長期的なキャリアビジョン
- 価値観の一致度
- 入社意欲の高さ
二次面接では、先にお伝えした「組織適合性」をより深く掘り下げていくことになります。
「一緒に働けるか」という視点に加えて、「長く働いてくれそうか」「会社の成長に貢献してくれるか」といった長期的な視点での評価が増えてきます。
業界・職種別に見る面接回数の傾向
業界や職種によって、面接回数には一定の傾向があります。就活や転職の戦略を立てる際の参考にしてください。
面接回数が多い傾向の業界・職種:
- 金融(銀行、証券、保険):3〜5回
- 大手メーカー:3〜4回
- コンサルティング:3〜5回
- 総合商社:3〜4回
- 航空業界:3〜5回
こういった業界は採用のハードルが高いことが多いですが、チャレンジする価値はあります。ただし、準備は念入りに行いましょう。
面接回数が比較的少ない傾向の業界・職種:
- 小売業:1〜2回
- 飲食業:1〜2回
- 運輸・物流:1〜2回
- 介護・福祉:1〜2回
- 中小企業(全般):1〜2回
大企業や安定した業界ほど面接回数が多い傾向にあります。これは採用に慎重であることの表れと言えるでしょう。
私の経験では飲食業や倉庫、工場などの現場仕事は1回の面接で決まることが多かったです。大手企業の3回以上の面接はちょっと面倒だと感じて避けていましたが、初めての正社員を目指す方には、まずは面接回数が少ない業界から挑戦してみるのも良い戦略だと思います。
面接2回を効率的に突破する対策術

●「続ける」と決めたなら、効率的に準備して、確実に内定を取りましょう。
ここでは、面接2回を突破するための具体的な対策をお伝えします。
一次面接と二次面接の違い
まず、一次面接と二次面接の違いを理解しましょう。
| 項目 | 1次面接 | 2次面接 |
|---|---|---|
| 面接官 | 人事・現場担当 | 役員・社長 |
| 目的 | スキル・経験の確認 | 価値観・人柄の確認 |
| 聞かれること | 職務経歴・実績 | 志望動機・キャリアビジョン |
| 重視されること | 即戦力になるか | 会社に合うか |
一次面接から二次面接への通過率は業界によって異なりますが、一般的には以下のような傾向があります
| 企業規模 | 通過率の目安 |
|---|---|
| 大手企業 | 10〜30% |
| 中堅企業 | 20〜40% |
| 中小企業 | 30〜60% |
| ベンチャー企業 | 40〜70% |

これは私の経験と人事担当者から聞いた情報を総合したものです。
つまり、大手企業では一次面接を受けた人の約10〜30%しか二次面接に進めないということです。
特に人気企業では、一次面接に100人が参加して、二次面接に進むのは10〜15人程度という厳しい現実があります。
あなたがその10人の中に入るためには、戦略的な準備が欠かせません。
一次面接と二次面接での準備の違い
一次面接と二次面接では、準備すべき内容が異なります。
一次面接の準備ポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自己PR・志望動機 | 基本的な自己PRや志望動機を整理しておく |
| 企業研究 | 企業の事業内容や特徴など、基本的な知識を把握する |
| 経験の棚卸し | 前職や学生時代の経験を整理し、話せるようにしておく |
| 質問対策 | よく聞かれる一般的な質問への回答を準備しておく |
二次面接の準備ポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一次面接の振り返り | 一次面接での質問や反応を踏まえて、回答をより深掘りする |
| 業務理解 | より具体的な業務内容や役割のイメージを把握しておく |
| 部署研究 | 配属を希望する部署の業務内容や特徴を詳しく調べておく |
| キャリアビジョン | 入社後の目標やキャリアプランを具体的に描いておく |
| 逆質問の準備 | 面接官に質問できるよう、企業理解を深めるための質問を準備する |
例えば職種によっては、一次面接では基本的なスキルや経験について聞かれる程度でも、二次面接ではより具体的な業務内容や専門知識について掘り下げられることがあります。
特に専門職では、二次面接でより実践的な質問が増える傾向にあるので、準備は怠らないようにしましょう。
最終面接の合格率を高める3つの秘訣
最終面接での合格率を高めるためには、以下の3つの秘訣があります。
- 一貫性と発展性を持たせる
一次面接での回答と矛盾しないよう注意しつつ、さらに深い理解や具体性を示します。例えば、志望動機なら「一次面接後にさらに調べたことで、御社の〇〇という取り組みにも共感しました」など。 - 入社意欲の明確な表明
最終面接では「必ず入社したい」という熱意を伝えることが重要です。「他社の選考状況」を聞かれても、この企業への高い志望度を伝えましょう。 - 質問に対する準備と逆質問の充実
面接官からの質問に対して具体例を交えた回答を用意し、自分からの質問も入社後のビジョンが伝わるものを準備します。
成功した面接戦略の一例として、最終面接で「御社の〇〇という課題に対して、私なら△△というアプローチを試みたい」と具体的な提案をすることが高評価につながるケースが多いです。
これは単なる熱意だけでなく、企業の課題を理解し、自分ならではの価値を提供できることをアピールする強力な方法です。
面接2回目でよく聞かれる質問とベストな回答例

●二次面接や最終面接でよく聞かれる質問には、特徴があります。
ここではそれぞれの質問に対する効果的な回答例を紹介します。
質問1:志望動機の深掘りへの対応方法
二次面接では「なぜ当社なのか?」という志望動機をさらに深掘りされることが多いです。
- 「前回も志望動機を伺いましたが、他社ではなく当社を選ぶ理由は何ですか?」
- 「当社の〇〇という点に興味があるとのことですが、それはなぜですか?」
- 「当社の業界にはA社やB社もありますが、なぜ当社なのですか?」
効果的な回答の組み立て方
- 一次面接で話した志望動機を簡潔におさらい
- さらに調査して分かった企業の強みや特徴
- 自分の価値観や目標との具体的な接点
- 入社後にどう貢献したいかという展望
回答例
「一次面接でもお伝えした通り、貴社の〇〇という事業に興味を持ちました。その後さらに調べていく中で、業界内でもユーザー満足度が最も高いことや、△△という独自の取り組みをされていることを知り、さらに魅力を感じています。私自身、□□という経験から、顧客視点のサービス開発に関心があり、貴社であれば私のこの強みを活かしながら成長できると考えています。」
質問2:自己PRをさらに掘り下げられたときの答え方
二次面接では、一次面接で伝えた自己PRについて、より深い質問がされることがよくあります。
- 前回、あなたの強みは〇〇とおっしゃいましたが、具体的なエピソードをもう少し詳しく教えてください」
- 「その強みを当社でどのように活かせると思いますか?」
- 「その経験から学んだことは何ですか?」
効果的な回答の組み立て方
- 一次面接で話した自己PRのポイントを簡潔に再確認
- 具体的なエピソードをSTAR法(状況・課題・行動・結果)で詳しく説明
- そこから得た教訓や成長ポイント
- 入社後どう活かせるかの具体例
回答例
「一次面接でお伝えした通り、私の強みは『困難な状況でも諦めずに取り組む粘り強さ』です。アルバイト先のカフェで、売上が低迷していた時期がありました。私は個人的に来店客の傾向を分析し、ピーク時間帯にスタッフを増員する提案や、SNSでの告知方法の改善案を店長に提案しました。最初は受け入れてもらえませんでしたが、データを示しながら粘り強く交渉した結果、試験的に実施することになり、3か月で売上が15%向上しました。この経験から、課題解決には諦めずに取り組むことと、相手に伝わる提案方法が重要だと学びました。御社でも、例えば〇〇のような課題に対して、同様のアプローチで貢献できると考えています。」
質問3:逆質問で好印象を与える
最終面接では「何か質問はありますか?」と必ず聞かれます。この逆質問の時間は、あなたが企業研究をどれだけしているか、入社意欲がどれだけ高いかを示す重要な機会です。

「特にありません」は現役面接官である私から見ても残念な回答です…
もし質問がなくても「今まで伺ったお話で現時点では理解できました。また質問が生じましたら改めてお尋ねさせていただきます」といった一言を添えるべきです。
面接官の立場としては入社してくれる人を採用することが目的なので、「この人、質問がないなんてそっけないな…もしかして面接しているうちに弊社に興味がなくなったのかな?色々話しているうちに熱意が薄れたのかな」と感じてしまいます。

「どうせ次の選考ステップに進んでも辞退されるのでは?それなら選考から外そう」となりかねません。
一方で、しっかりと準備をして質問すると好印象を与えられます。
例えば、面接では逆質問で「御社のSDGsへの取り組みについて、今後強化予定の分野はありますか?」と聞くと、面接官が「そこまで調べているのは素晴らしい」と評価してくれるかもしれません。
逆質問はあなたの熱意と準備度を示す絶好のチャンスです。
面接間の期間を有効活用する
一次面接と二次面接の間の期間を有効に使うことで、合格率を高めることができます。
面接間の期間の有効活用法
- 一次面接の振り返り
- 面接直後に質問された内容とそれに対する自分の回答を書き出し、改善点を整理します
- 追加の企業研究
- 一次面接で触れられた話題について深掘り調査します
- 企業の最新ニュースなども確認しておきましょう
- 二次面接対策の強化
- 役職者や経営層と面接する可能性が高いため、企業の経営方針や将来ビジョンについての理解を深めておきます
- 転職エージェントに相談
- 一次面接の結果をエージェントに共有し、二次面接に向けたアドバイスをもらうことも効果的です
転職活動では、面接間の期間に転職エージェントに相談することで、「この企業の二次面接では〇〇を重視している」という内部情報を得られ、的確な準備ができます。
これで面接2回を効率的に突破する準備ができました。
次は、フリーター・既卒の方向けに、面接でどうアピールすべきかを具体的に解説します。
職歴が浅い人が面接2回を突破するコツ

●「職歴が浅い」「正社員経験がない」という理由で、面接2回を突破できるか不安な人もいるでしょう。 安心してください。

採用担当として言えるのは、経験よりも「伝え方」が重要ということです。
職歴の空白期間を強みに変える説明術
フリーター期間や就職活動の空白期間は、ネガティブに捉えられがちですが、、前向きに伝えれば武器になります。
例えば、「自分を見つめ直す時間」「スキルアップの期間」として前向きに伝えることがポイントです。
NG例「就職活動がうまくいかなくて、フリーターをしていました」
OK例「自分を見つめ直す時間として、アルバイトをしながら本当にやりたい仕事を探していました。その結果、御社の〇〇という事業に強く惹かれ、応募しました」
空白期間の説明方法については、別記事「転職面接で空白期間を『リフレッシュ期間』と伝える方法」で詳しく解説しています。
アルバイト経験をビジネススキルとしてして伝える
アルバイトやパートの経験は、適切に言い換えることでビジネススキルとしてアピールできます。
アルバイト経験のビジネススキルへの転換例
アルバイト経験の言い換え例
| 職種 | 身につくスキル・能力 |
|---|---|
| 接客業 | 顧客対応力、クレーム処理能力、ニーズ把握力 |
| 飲食店 | チームワーク、マルチタスク能力、時間管理能力 |
| 販売職 | 営業スキル、商品知識の習得力、目標達成意識 |
| 事務 | 正確性、効率化への意識、データ管理能力 |
効果的なアピール方法
- 具体的な数字や成果を交える
- 身につけたスキルが応募企業でどう活かせるか明確にする
- 責任感や向上心を示すエピソードを用意する
回答例
「飲食店でのアルバイト経験で、最大10名のスタッフのシフト管理を任されました。効率的なシフト作成により、人件費を5%削減しながらもサービス品質を維持することができました。この経験で培った人員配置の最適化やチームマネジメントのスキルは、御社の〇〇部門でも十分に活かせると考えています。」
アルバイト経験を活かした就職対策については、当サイトの人気記事「「転職でフリーター期間を有利に活かす方法 – 空白期間の説明からアピール術まで」で詳しく解説しています。
経験が浅くても採用されるための自己PR術
経験が浅くても、以下のポイントをアピールすることで採用される可能性が高まります。
■ 効果的なアピールポイント
| アピールポイント | 内容 |
|---|---|
| 吸収力と成長意欲 | 一から学ぶ姿勢と新しい知識を素早く吸収する力があります |
| 柔軟性と適応力 | 前提知識がないからこそ、既存の枠にとらわれず柔軟に対応できます |
| 真摯さと熱意 | 経験は浅くても、誠実に取り組む姿勢と学ぶ意欲は誰にも負けません |
| 素直さと謙虚さ | 分からないことはすぐに質問し、指導を素直に受け入れられます |
回答例: 「正社員としての経験は浅いですが、それだけに一から学ぶ意欲が高く、御社のやり方に素直に適応できると考えています。アルバイト先では新しいPOSシステムの導入時に、最も早く使いこなせるようになり、他のスタッフへの指導役も任されました。未経験分野でも短期間で成長できる吸収力が私の強みです。」
これで、経験が浅くても面接2回を突破できる準備ができました。
次は、実際に私が経験した「面接2回と1回の会社の違い」を実体験ベースでお伝えします。
面接2回と1回の会社での入社後の違い〜試用期間中の体験から

●ここまで、面接2回を突破する方法をお伝えしてきました。
でも、「面接2回の会社って、本当に良い会社なの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
そこで、29社を経験した私の実体験から、面接2回と1回の会社で、入社後にどんな違いがあったかをお伝えします。
研修制度と教育体制の違い
●面接が2回ある会社は、一般的に社員教育に力を入れている傾向があります。
これは「人材を大切にする」という企業姿勢の表れと言えるでしょう。
■ 面接回数による入社後の教育体制の違い
| 項目 | 面接2回の中小企業 | 面接1回の会社 |
|---|---|---|
| 研修内容 | 2週間の座学研修あり | 「先輩の仕事を見て覚えて」と言われるだけ |
| OJT期間 | 約1ヶ月のOJT期間あり | 特に期間の定めなし(場当たり的な指導) |
| 教育担当者 | 専任の教育担当者がつく | 担当者不在、誰から学ぶか不明確 |
| マニュアル | あり(体系的な学習) | なし(口頭指導のみ) |
特に未経験者を採用する際、面接が1回だけの会社は「とにかく人手が欲しい」という意図が強く、入社後のサポートが不十分なケースが多いことに気づきました。

研修制度の有無は、長く働けるかどうかの重要な指標になります。
労働条件の透明性
面接が2回以上ある企業は、労働条件についても比較的正直に話してくれる傾向があります。
■ 面接内容の透明性による違い
| 項目 | 面接2回のメーカー | 面接1回の小売業 |
|---|---|---|
| 面接回数 | 2回(基本質問+条件の具体説明) | 1回のみ(簡単な質問中心) |
| 説明内容 | 「繁忙期には月40時間程度の残業があります」と具体的な数値を提示 | 「残業はほとんどありません」と曖昧な表現 |
| 実際の状況 | 事前説明どおりの勤務条件でギャップが少ない | 実際には毎日2〜3時間の残業が発生 |
| 評価ポイント | 透明性が高く、入社後のミスマッチを防げる | 主観的な説明により、入社後にギャップが生じる可能性あり |
あるメーカーでの面接では、1回目は基本的な質疑応答でしたが、2回目では「繁忙期には月40時間程度の残業があります」と具体的な数字を示してくれました。こうした透明性は、入社後のギャップを減らすことにつながります。
面接回数が多い企業ほど、こうした労働条件の透明性が高い傾向にあります。
これは採用後のミスマッチを減らしたいという企業側の意図も反映されています。
離職率と定着度の違い
最も顕著な違いは、離職率と社員の定着度です。
■ 採用プロセスと職場定着率の関係
| 項目 | 面接1回だけの飲食チェーン | 採用プロセスに時間をかける企業 |
|---|---|---|
| 入社後の定着率 | 入社3ヶ月以内に同期の半数が退職 | 社歴3年以上の社員が多数在籍 |
| 職場の状態 | 常に人手不足で余裕がない | 安定した人員体制 |
| 教育体制 | 新人が育つ前に辞める悪循環 | 先輩社員が丁寧に指導してくれる |
| 採用の特徴 | スピード重視・見極めが浅い | 丁寧な選考でミスマッチを防ぐ |
面接回数が少ない企業は「とにかく人数を確保する採用」を行うケースが多く、結果的に早期離職が増える悪循環に陥っていることが多いようです。
一方、丁寧な採用プロセスを実施する企業は、応募者と会社の相互理解が深まるため、入社後のミスマッチが少なく定着率も高い傾向にあると言われています。

もちろん例外はありますが、面接回数は企業の採用姿勢や社員への向き合い方を反映しています。
面接が「めんどくさい」と感じるかもしれませんが、複数回の面接プロセスを設けている企業は、あなたの長期的なキャリアを考える上で魅力的な選択肢かもしれません。
ただし、「面接2回がめんどくさい」という気持ちも分かります。
では、どうすればもっと効率的に転職活動ができるのか?
次の章では、面接回数が少ない企業の探し方をお伝えします。
【時短転職】面接回数が少ない企業の探し方
●「面接2回がめんどくさい」と感じるなら、最初から面接回数が少ない企業を狙うのが賢い選択です。
実は、面接1回で内定が出る企業も存在します。
面接1回で内定が出る企業の特徴
以下の特徴を持つ企業は、面接1回で内定が出やすいです。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 特徴1:中小企業・スタートアップ | 大企業は複数回の面接が基本ですが、中小企業やスタートアップは意思決定が早い傾向があります。社長が直接採用を決めることも多く、1回の面接で合否が決まるケースもあります。 |
| 特徴2:人手不足の業界 | IT業界(エンジニア不足)/介護業界(慢性的な人手不足)/営業職(常に採用中)など、人材が不足している業界は、即戦力を求めるため面接回数が少なくなる傾向があります。 |
| 特徴3:即戦力を求めている企業 | 「すぐに働ける人を採用したい」というニーズが強く、選考スピードを重視する企業では、面接1回で合否を決めることも珍しくありません。 |
では、どうやって面接回数が少ない企業を見つけるのか?
答えは、転職エージェントに聞くことです。
転職エージェントは、企業の採用フローを把握しています。
そのため、「面接1回の企業を紹介してください」と伝えれば、条件に合う求人を優先的に紹介してくれます。
また、エージェント経由なら書類選考が免除される求人もあります。
| エージェント | 年齢 | 営業以外 | 派遣なし | サポート | 月給目安 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第二新卒エージェントneo | 28歳まで | ◎豊富 | ◎なし | 平均8時間 | 20-28万 | ★1位 |
| UZUZ | 29歳まで | ◎IT系充実 | ◎なし | 平均20時間 | 22-30万 | ★2位 |
| キャリアスタート | 35歳まで | ○普通 | ◎なし | 手厚い | 21-27万 | ★3位 |
| ハタラクティブ | 29歳まで | △営業7割 | △あり | 普通 | 18-25万 | ★4位 |
| タネックス | 29歳まで | △営業多め | ○少ない | 親身 | 18-23万 | ★5位 |
採用担当の本音を言います。
同じくらいの経歴・スキルの応募者が2人いたら、 書類がしっかりしている方を採用します。それくらい、履歴書・職務経歴書の質は重要です。
自己流で100社応募するより、プロの添削で10社に絞って応募する方が内定率は高い。

私(PAPAO)が29社も転職した最大の原因は「企業選びの失敗」でした。エージェントを使っていれば、転職回数を20回は減らせたと思います。
エージェントの詳しい特徴や選び方については、こちらの記事で解説しています。
👉 第二新卒の転職エージェント選び方|職歴浅い人向け【採用担当が解説】
「面接2回がめんどくさい」と感じるなら、最初から面接回数が少ない企業を狙うのが賢い選択です。
エージェントに「面接1回の企業を紹介してください」と伝えるだけで、時短転職が実現します。
まとめ:面接2回がめんどくさいなら、無理しなくていい
●ここまで、面接2回がめんどくさいと感じた時の判断基準と対策をお伝えしてきました。
最後に、この記事の内容をまとめます。
面接2回がめんどくさいと感じる理由
✅ 時間と交通費の二重負担
✅ 同じ質問を何度も受けるストレス
✅ 2回目の方が緊張度が増す
✅ 準備時間が2倍必要
✅ 落ちた時のダメージが大きい
💡 ポイント
めんどくさいと感じるのは当然の反応です。
辞退してもいい企業の特徴×
| 特徴 | コメント |
|---|---|
| 一次面接で違和感を感じた | 直感的に「合わない」と感じる場合は要注意 |
| 労働条件が事前説明と違う | 入社後のギャップが大きくなる可能性 |
| 他に本命企業がある | 無理に進める必要はなし |
| 今の仕事が忙しすぎる | 時間的余裕がなくストレスが増える |
| 嘘をつくのが辛い | 正直に対応できない環境は続けにくい |
無理して続ける価値がない企業は辞退してOK。
続けるべき企業の特徴○
| 特徴 | コメント |
|---|---|
| 一次面接の手応えが良かった | 面接官の反応や社内の雰囲気から合うと感じた場合 |
| 年収が大幅に上がる | キャリアアップや待遇改善が見込める場合 |
| 企業の雰囲気が良い | 職場環境や社員の人柄が自分に合う場合 |
| スキルアップが見込める | 成長機会があり、将来のキャリアに繋がる場合 |
| 第一志望の企業 | 強い希望・モチベーションを持って働ける企業 |
踏ん張る価値がある企業は頑張るべき!
最後に:採用担当からのメッセージ
大事なのは「本当に入りたい企業を見つけること」です。
本気で入りたい企業なら、面接が3回でも4回でも頑張れます。
逆に、「なんとなく」で応募した企業なら、面接2回すらめんどくさく感じます。
だから、無理に続ける必要はありません。
あなたの時間と労力は、もっと価値のある企業のために使うべきです。
でも、「本当に入りたい企業」が見つからないなら?
🥇 第二新卒エージェントneo(手厚さNo.1、サポート平均8時間)
🥈 UZUZ(IT系に強い、サポート平均20時間)
🥉 キャリアスタート(年収アップ率83%)
※全て無料。登録だけでもOKです。
つまり、「本気で入りたい」と思える企業に出会える確率が上がります!
👉 第二新卒の転職エージェント選び方|職歴浅い人向け【採用担当が解説】
転職活動は、無理しなくていい。
本当に入りたい企業だけに、全力を注げばいい。
この記事が、あなたの転職活動の役に立てば嬉しいです。
応援しています。




