「有給休暇って、会社に『今は忙しいから』と断られたら諦めるしかない?」
「毎月の残業代、ちゃんと計算どおりに払われてる?」
この2つに、今すぐ自信を持って答えられるでしょうか?
答えられなくても、あなたが悪いわけではありません。働くときのルールは、学校でも会社でも、誰もまとめて教えてくれないからです。答えは、この記事の中でちゃんと書きます。

給与明細の見方も、実はよく分かってないです…
こんにちは、PAPAOです。新卒で入社する予定だった会社を、入社説明会の途中で降りました。そこから通算29社を渡り歩いてきました。
理不尽な会社に当たったとき、私の選択肢はいつも二つだけでした。喧嘩するか、馬鹿らしくなって辞めるか。ルールを知ったうえで社内で筋を通す、という発想は、そもそもありませんでした。

そんな元クズ社会人の私が、今は企業で面接をして人を採る側にいます。
もし応募者の履歴書の資格欄に「労働トラブル相談士」と書いてあったら、私は「この人、勉強熱心だな」と思います。
難しい資格ではありません。それでも、働くルールを自分から学びに行った人だということは、書類一枚からちゃんと伝わるからです。

でも民間資格に33,000円って、元は取れるの?
この記事を開いたあなたは、たぶん次のどちらかではないでしょうか。
- 社内にハラスメントの相談窓口を置かなければならず、担当者を育てたい人事・経営者
- 履歴書の資格欄が空で、自分の武器になるものを探している20代
しかも2026年10月1日からは、カスタマーハラスメント(カスハラ)への対策も企業の義務です。
職場のトラブルの基本ルールを知っている人は、これからもっと必要とされます。

うちみたいな小さい会社にも、関係ある話なのか…

- 労働トラブル相談士の難易度・合格基準・受講料
- 2026年10月のカスハラ対策義務化で、企業に何が求められるか
- 履歴書に書いたとき、面接で印象が上がる答え・下がる答え
- ハラスメント資格の比較(国家資格はあるのか)
- この資格が向いている人・向いていない人
公式サイトの情報で難易度と費用を整理したうえで、ほかのハラスメント資格との比較、そして「履歴書に書いたら面接で何を聞かれるか」まで、面接する側の本音で全部書きます。
労働トラブル相談士とは?受講料・難易度・取得までの流れ

「名前は聞いたことがあるけど、中身は知らない」という人がほとんどだと思います。
まずはどんな資格で、いくらかかって、どれくらいで取れるのかを押さえましょう。
- 受講料は33,000円(税込)で、教材とテスト代もすべて込み
- オンライン動画で約6時間、平均1カ月で取れる
- 試験に落とされる資格ではなく、講座を見終えてテストに通れば取れる
キャリア人財育英協会が認定する民間資格

労働トラブル相談士は、キャリア人財育英協会(CRIA)が認定している民間資格です。国家資格ではありません。
公式サイトでは「労働問題リテラシーの資格」と位置づけられています。会社の中で起きる労働トラブルやハラスメントを予防し、起きたときに正しい相談先へつなぐための知識を学ぶ資格です。
ひとことで言えば、「職場で起きるモメごとの基本ルールを、ひととおり知っている人」になるための資格です。
用語メモ|民間資格と国家資格の違い
国家資格は、法律にもとづいて国が認める資格です(社労士・弁護士など)。その資格がないとできない仕事があります。民間資格は、民間の団体が独自に認める資格です。持っていないとできない仕事はありませんが、「その分野を学んだ」ことの証明になります。
学べる内容|労働問題・労務の基礎からハラスメント対応まで

講座の中身は、ハラスメントだけではありません。
入社から退職まで、働くうえで必ず通る場面がひととおり入っています。
| 章 | 主な内容 |
|---|---|
| 求人と採用・入社 | 働き方の種類、求人・採用面接、入社時の手続きとトラブル |
| 退職 | 退職の種類と手続き、退職後に必要なこと、退職時のトラブル |
| 労働時間・休憩・休日 | 労働時間、休憩・休日、年次有給休暇とそのトラブル |
| 出産・育児・介護 | 産休・育休、介護休業、休業中の収入 |
| ケガや病気 | 仕事中のケガ、休職と復職、労災のトラブル |
| ハラスメント | パワハラ・セクハラ・マタハラ・カスハラ、事前予防、相談対応 |
| 賃金・税金と社会保険 | 賃金支払いのルールと給与明細、年末調整、社会保険・労働保険 |
| 実践 | 相談機関、解決手順 |
冒頭の2つの質問も、この範囲にしっかり入っています。答えはこうです。
冒頭の2つの質問の答え
Q1. 有給を「忙しいから」と断られたら諦めるしかない?
諦める必要はありません。会社にできるのは、事業の正常な運営を妨げる場合に「別の日にしてほしい」と取得日の変更を求めることまでです(時季変更権)。有給を取らせないこと自体はできません。
Q2. 残業代はどう計算される?
1日8時間・週40時間を超えて働いた分は、通常の賃金の25%以上を上乗せして払う決まりです。月60時間を超えた分は50%以上になります。

有給って、断られたら終わりだと思ってた…
こういう「知らなかっただけで損をしていたこと」を、一つずつ正しい知識に置き換えていくのがこの資格の勉強です。
パワハラやモラハラ以外にも、職場のハラスメントは種類がかなりあります。どれがどのハラスメントにあたるのかを先に知っておきたい人は、こちらも参考にしてください。
「これってハラスメント?」の線引きが、種類ごとに分かります
職場のハラスメント種類一覧|今日から使える対策・予防の完全ガイド
受講料33,000円・オンライン約6時間・受講期間3カ月
費用と学習時間は、公式サイトの表記で次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 33,000円(税込)※教材費・最終テスト代を含む |
| 印刷テキスト | +7,700円(税込)のオプション。通常はPDFで配布 |
| 授業 | 動画100本超・1本平均約3分・合計約6時間 |
| 視聴期間 | 申込から3カ月間(期間内は何度でも視聴可) |
| 受講開始 | 申込後、即日〜2営業日以内にログイン情報が届く |
| 支払い方法 | クレジットカード(オンライン申込のみ) |

1本3分なら、通勤電車でも昼休みでも進められます。
スマホやタブレットでも見られるので、机に向かう時間を作らなくても大丈夫です。
難易度は低い|試験ではなく講座修了型の資格
労働トラブル相談士は、「試験に受かるための勉強」をする資格ではありません。
講座を最後まで見て、最後のテストに通れば取れる仕組みです。
用語メモ|講座修了型とは決まった日に試験会場で受験して、合格者だけが取れる「試験型」とは違い、指定の講座をすべて受け終えた人がテストを受けて取るタイプの資格です。受験日の一発勝負がありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最終テスト | ○×の正誤問題200問・試験時間2時間・オンライン受験 |
| 合格基準 | 200点満点中70%(140点)以上 |
| 不合格のとき | 合否はその場で分かり、再テストを受けられる |
| 平均修了期間 | 1カ月(最短2日) |
| 修了率 | 受講期間内98%/1カ月以内71% |
| 合格者の平均得点率 | 79% |
受講した人のほぼ全員(98%)が、受講期間内に修了しています。

途中で挫折しにくい資格だと言えます。
公式サイトでは、最終テストのサンプル問題も公開されています。たとえば「正規雇用と非正規雇用は、法律で明確に定義されている」という問題の答えは×です。どちらも法律で定義された言葉ではありません。

長く働いてきたけど、それは知らなかったわ…
申し込む前に、公式サイトのサンプル問題を数問だけ解いてみてください。
自分に合うかどうかは、それで十分に分かります。



中身が分かったところで、次はなぜ今この知識が企業に求められているのかを、法律の動きから見ていきます。
\1本3分から、働くルールを学び直す/
受講料・カリキュラム・サンプル問題を公式サイトで確認できます
2026年10月からカスハラ対策も義務化|企業に相談窓口が必要な理由

「ハラスメント対策なんて大企業の話でしょ」と思っているなら、それはもう古い情報です。
法律で企業に何が求められているのかを整理します。
- 従業員を1人でも雇っていれば、会社の規模に関係なくハラスメント対策は義務
- 2026年10月1日からは、カスハラと就活セクハラの対策も義務に加わった
- 相談窓口は置くだけでは足りず、担当者の知識で中身が決まる
パワハラ防止法で中小企業も相談窓口が必要に(2022年4月〜)
いわゆるパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)によって、パワハラを防ぐための措置が企業の義務になりました。
大企業は2020年6月から、中小企業も2022年4月から対象です。
この措置の中には、相談に応じて適切に対応するための体制づくり、つまり相談窓口の設置が含まれています。
10月1日施行|カスハラと就活セクハラの防止措置
さらに2026年10月1日からは、同じ法律の改正で次の2つが事業主の義務に加わりました。
対象は、労働者を1人でも雇っているすべての事業主です。中小企業だけの猶予期間はありません。
用語メモ|「防止措置」で会社がやること「防止措置」とは、会社が用意しておかなければならない仕組みのことです。たとえば、「カスハラは許さない」という会社の方針を決めて社内に伝える、相談窓口を置く、起きたときの記録を残す、悪質なケースへの対応方針を決めておく、といった内容です。

社員5人のうちも、もう対象ってことか…
理不尽なクレームから社員を守る仕組みも、面接に来た学生を守る仕組みも、「会社として用意しておくもの」になったということです。
電話や店頭での理不尽なクレームに毎日さらされている人は、こちらの記事も読んでみてください。
接客の現場で心がすり減る理由と対処法は、接客業でメンタルがやられる原因と対処法|辞めたいと感じたら読む記事にまとめています。
クレームのたびに「自分が悪い」と抱え込んでいるなら、先にこちらをクレーム対応が辛くて辞めたい新入社員へ|向いてない人の次の仕事
社内の相談担当に求められる知識
相談窓口は、弁護士や社労士などの外部に任せることもできます。ただ、社員が最初に声をかけるのは、たいてい同じ職場にいる身近な人です。
その人が「有給って会社が断れるの?」「このクレームはもうカスハラでは?」に答えられないと、窓口は看板だけになります。

総務の私に相談が来ても、どう答えればいいのか…
労働トラブル相談士のカリキュラムには、ハラスメントの章にカスハラも入っていて、最後の章で相談機関と解決手順を学びます。
社内で最初に相談を受ける人に必要な「基本ルール」と「どこにつなぐか」が、6時間でひととおりそろうのが、この資格の使いどころです。

窓口で「気にしすぎじゃない?」と返されたら、相談した人は二度傷つきます。
パワハラだけではありません。
妊娠や出産をきっかけにした嫌がらせ(マタハラ)も、一度表に出れば会社の信用を一気に落とします。

\10月の義務化、社内の準備は間に合っていますか?/
資料は無料。まず中身を見て、社内で検討してから決めれば大丈夫です
ここからは視点を変えて、この資格を個人が取って履歴書に書いたとき、採る側にどう見えるのかを書きます。
履歴書に書くとどう見られる?面接で聞かれること

資格は、取っただけでは評価になりません。
履歴書に書いて、面接で話して、はじめて評価に変わります。

この記事でいちばん伝えたいのがこの章です。
- 書類では「勉強熱心な人」に見える
- 面接では「なぜ取ったのか」の話になる
- 理由は、前の会社への不満ではなく「職場でどう使うか」で答える
難しい資格ではない、でも「勉強熱心」に見える

採用担当として、書類を見る側の本音を言います。
労働トラブル相談士は、難易度でいえば高い資格ではありません。それでも私は、資格欄にこれが書いてあれば「勉強熱心な人だな」と受け取ります。取ったこと自体に意味を感じるからです。
特に20代で職歴が浅い人の場合、採る側には判断できる材料がほとんどありません。だから職歴の代わりに、その人の姿勢やこれからの伸びしろを見ることになります。
資格欄が空の人と、自分で調べて自分でお金を払って労務の勉強をしてきた人。書類で差がつくのは難易度の高い低いより、自分から学びに行ったかどうかのほうです。

難しくない資格でも、書く意味はちゃんとあるんですね。
資格欄に書けば、面接で話は広がる
もう一つ知っておいてほしいのは、書いた資格は面接で話題になるということです。
私も、履歴書に労務系の資格があれば、面接でその話を広げます。
「なぜ取ろうと思ったのか」「取ってみてどうだったか」は、応募者の考え方がいちばん自然に出る質問だからです。

え、書いたら終わりじゃなくて、そこから聞かれるの?
そうです。資格欄に書いた時点で、「その理由を聞かれる準備」まで含めてこの資格です。
印象が上がる答え・下がる答え
では、どう答えればいいのか。
面接する側として、印象が上がる答えと下がる答えの違いははっきりしています。
資格を取った理由は「どう答えるか」で印象が変わる
| 🟢 印象が上がる答え方 | 🔴 印象が下がりやすい答え方 | |
|---|---|---|
| 方向性 | 労働問題への関心+職場で役立てる話 | 会社批判につながる話 |
| 答え方の例 | 「労働問題に関心があって取りました。どんな職種でも、いずれ人をまとめる立場になれば必要な知識だと思ったからです」 | 「前の会社がひどかったので、自分を守るために取りました」 |
| 面接官の受け取り方 | 「仕事に活かすために学んだ」と伝わる | 「前の会社への不満から取ったのかな」と受け取られる可能性がある |
ポイントは、資格を「前の会社への不満」ではなく、「これから仕事で活かすための知識」として説明することです。
前の会社への不満から入る答えは、「うちでも何かあれば同じように言われるのかな」と想像させてしまいます。中身が正しくても、そこで損をします。

でも本当は、自分を守りたくて取る人も多いですよね?

それで全然かまいません。自分を守る知識として役に立つのは本当です。
変えるのは、面接で話すときの順番だけです。
取った理由は、前の会社の話ではなく、これから職場でどう使うかの話で答える。これさえ押さえておけば、この資格は面接で味方になります。
面接で答えに詰まりやすい質問は、ほかにもあります。まとめて準備しておきたい人はこちらを。
聞かれて固まる質問は、先に答えを作っておけば怖くありません転職面接で落ちまくる人必見!答えにくい質問11選と対策法
資格を「なぜうちの会社なのか?」につなげる言い方に迷ったら、志望動機が思いつかない…転職で書けない人へ|現役採用担当の”変換術”と例文も使えます。
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オンラインで完結。平均1カ月、自分のペースで取れます
取りたい気持ちが固まってきた人も、申し込む前にほかのハラスメント資格と比べておきましょう。
ハラスメント資格の比較|国家資格はある?

「ハラスメント 資格」で調べると、似た名前の資格がいくつも出てきて迷います。
主な資格を並べて、違いを一度で分かるようにします。
- ハラスメント専門の国家資格はない。紹介する資格はすべて民間資格
- いちばん信頼性が高いのは厚生労働省後援の資格だが、受験に経験年数などの条件がある
- 20代が最初の一歩として取るなら、受験条件のない労働トラブル相談士が現実的
ハラスメント専門の国家資格はない|近いのは社労士
先に結論を言うと、ハラスメントに特化した国家資格はありません。
労働問題を扱う国家資格でいちばん近いのは、社会保険労務士(社労士)です。会社の労務管理や社会保険の手続きを専門に扱う国家資格です。
実は私も、新卒の就活を途中で降りたあと、社労士を目指して受験し、落ちています。国家資格の勉強は範囲が広く、片手間で届くものではありませんでした。

いきなり社労士に行って落ちた人間なので、入口の大切さは身に沁みてます。
労働トラブル相談士の受講者の声には、人事部に異動した方の「社会保険労務士講座の入門編という感じ」という感想があります。
いきなり国家資格に挑む前に、まず労務の全体像をつかむ入口として使うという考え方もできます。
主なハラスメント資格の一覧と比較表
代表的なハラスメント関連資格を並べると、次のようになります(2026年9月時点の各公式サイトの表記。変更される場合があります)。
| 資格名 | 認定団体 | 取り方 | 費用 | 受験条件 |
|---|---|---|---|---|
| 労働トラブル相談士 | キャリア人財育英協会 | オンライン講座(約6時間)+最終テスト | 33,000円(テスト代込み) | 認定講座の受講のみ |
| ハラスメント防止コンサルタント | 21世紀職業財団(厚生労働省後援) | 養成講座+年1回の認定試験 | 公式サイトで確認 | 人事労務の実務経験5年以上、社労士などの有資格者、または養成講座の修了者 |
| ハラスメントアドバイザー認定試験 | 日本ハラスメントカウンセラー協会ほか | 試験のみ(会場・CBT・オンライン) | 受験料11,000円 | 公式サイトで確認 |
| ハラスメント対策認定アドバイザー | 日本ハラスメント協会 | オンライン講座+本試験 | 59,400円 | 24歳以上70歳未満・社会人経験1年以上 |
| 雇用クリーンプランナー | クレア人材育英協会 | オンライン講座(約20時間)+最終テスト | 公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 |
※「公式サイトで確認」は、講座と試験の組み合わせで金額が変わる、または時期によって条件が変わるなど、一つの数字で載せると誤解を招くものです。申し込む前に各公式サイトで最新の情報を確認してください。
用語メモ|CBTとは
全国にあるテストセンターに行き、会場のパソコンで解答する試験方式です。紙のマークシートではなく、画面で答えます。

名前が似すぎてて、どれがどれだか分からない…

迷ったら、次の3つの観点で比べてください。
| 比較ポイント | 資格 | ポイント |
|---|---|---|
| 🏆 信頼性 | ハラスメント防止コンサルタント | 厚生労働省の後援がある資格。信頼性を重視するなら候補。ただし、受験には経験年数などの条件があり、試験は年1回 |
| 📚 学ぶ深さ | 雇用クリーンプランナー | 労働トラブル相談士と同じグループ系の資格。約20時間の講義があり、ハラスメント対策をより深く学べる |
| 🚀 始めやすさ | 労働トラブル相談士 | 受験条件がなく、始めやすい。最短2日で修了した人もいる |
労働トラブル相談士が向いている人・向いていない人
比べてみると、労働トラブル相談士の立ち位置ははっきりしています。
ハラスメント専門の資格ではありません。
そのぶん、短期間で働くルール全体の基礎を学びやすい資格です。
労働トラブル相談士が向いている人
| こんな人 | 理由 |
|---|---|
| 👤 職歴が浅い20代 | 履歴書の資格欄で「働くルールを学んでいる」という姿勢を示しやすい |
| 📚 労働ルールを一通り知りたい人 | 有給・残業代・退職手続きなど、仕事をするうえで身近な知識を学びたい人 |
| 🤝 社内で相談を受ける立場の人 | 同僚や部下から労働トラブルについて相談されたときの基礎知識を身につけたい人 |
| 🏢 社員研修に使いたい中小企業 | 一定の人数に、働くルールの基礎をまとめて学んでもらいたい企業 |
労働トラブル相談士が向いていない人
| こんな人 | 理由 |
|---|---|
| ⚠️ ハラスメント対応の専門家として社外で仕事をしたい人 | ハラスメントだけを専門的に学ぶ資格ではない |
| 🎓 国家資格並みの権威を求める人 | 民間資格なので、資格の位置づけを理解したうえで取得する必要がある |
| 📖 人事・労務の実務経験が長い人 | すでに基礎知識がある場合、より専門的な資格・学習のほうが目的に合いやすい |

履歴書の資格欄をどう埋めるか自体に悩んでいる人には、短時間で取れる別の資格も紹介しています。
資格欄が空っぽで手が止まっているなら、3時間で書ける一行があります
履歴書に資格がない20代へ|3時間で取れる「伝え方コミュニケーション検定」を29社辞めた採用担当が解説
比べたうえで、労働トラブル相談士そのものの良いところと弱いところを、もう一段くわしく見ておきます。
労働トラブル相談士のメリット・デメリット

この記事では良いところと同じだけ、弱いところも書いています。
申し込むかどうかは、両方を見てから決めてください。
- デメリットは「民間資格・ハラスメント専門ではない・20代には安くない」
- 最大の注意点は、社外の人の相談には使えないこと
- メリットは「追加費用なし・短期間・範囲が広い・再テストあり」
デメリット|民間資格で、ハラスメント専門の資格でもない
| デメリット | 内容 |
|---|---|
| 🔴 民間資格である | 国家資格のような法的な権限はありません。資格そのものに特別な法的権限があるわけではない点は理解しておきましょう。 |
| 🔴 ハラスメント専門ではない | 労務全体の基礎を広く学ぶ内容なので、ハラスメント対応だけを深く学びたい人には物足りない可能性があります。 |
| 🔴 20代には安くない | 33,000円は、手取りがまだ少ない時期には小さくない金額です。「とりあえず資格を取る」ではなく、学ぶ目的を決めてから申し込みたいところです。 |
| 🔴 評価に直結するとは限らない | 入社後の資格手当や昇進につながるかは会社次第です。ただし、就職・転職の面接では「なぜ取得したのか」という話を広げるきっかけにはできます。 |

33,000円は、今の手取りだとけっこう迷う金額です…

自腹が重いなら、会社に費用を出してもらえないか聞いてみる手もあります。会社負担の場合の費用は、このあと解説します。
そして、いちばん大事な注意点があります。
公式サイトの注意事項にもあるとおり、労働トラブル相談士は自分が勤めている会社の中で使う資格です。
弁護士資格を持たない人が、報酬を得て自分の会社の外の労働トラブルの相談に乗ったり、代わりに対応したりすると、非弁行為にあたります。
用語メモ|非弁行為とは
弁護士ではない人が、報酬を得る目的で他人の法律トラブルの相談に乗ったり、代わりに交渉したりすることです。弁護士法(第72条)で禁止されています

取ったら副業で相談に乗れるのかと思ってました…
この資格で社外の人から相談料をもらえるわけではありません。
使いどころは、いつも自分がいる職場の中です。会社が変わっても職種が変わっても、それは同じです。面接での答え方の話とも、ここで筋がそろいます。
メリット|安い・短い・労務全体の基礎が学べる
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 🔵 費用が読みやすい | 受講料33,000円に教材とテスト代が含まれており、追加の出費がありません。 |
| 🔵 短期間で終わる | 平均1カ月で修了。1本約3分の動画なので、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間でも進められます。 |
| 🔵 学べる範囲が広い | ハラスメントだけでなく、入社から退職、賃金、社会保険まで、働くうえで必要な労務の基礎をまとめて学べます。 |
| 🔵 再テストができる | 最終テストは、受講期間内であれば再テストを受けられます。一度で合格できなくても、学び直して再挑戦できます。 |
| 🔵 自分の働き方を見直せる | 公式の受講者アンケートでは、20代から「労働時間や残業代の基本を知らなかったので学べてよかった」という声もあります。 |
労働時間や残業代の基本が分かると、求人票の見え方も変わります。
たとえば「みなし残業◯時間」と書いてあれば、その時間ぶんの残業は最初から織り込まれている、と読めるようになります。
転職先を選ぶときにも、この知識はそのまま使えます。
怪しい求人の見分け方は、ブラック企業求人あるある|やばい会社の特徴を採用側が解説で具体的に解説しています。
ここまでは、自分でお金を出して受ける場合の話です。
次は、会社が費用を出して社員に受けさせる場合を見ていきます。
企業研修として導入するなら|団体割引と資料請求

会社で受けさせる場合、人事や経営者がいちばん気にするのは「何人に受けさせると、いくらかかるのか」です。
自分の会社に費用を出してもらえないか相談するときも、この数字を知っていると話を切り出しやすくなります。
費用と、導入でつまずかない進め方をまとめます。
- 2名から割引があり、10名なら1人あたり26,400円まで下がる
- 30名以上なら印刷テキストが全員無料
- 最初は無料資料と担当者1人の受講から始めるのが安全
複数名で申し込むと割引がある
オンライン講座は、人数に応じて割引があります。
| プラン | 総額(税込) | 割引率 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| ペア(2名) | 62,700円 | 5% | 31,350円 |
| トリオ(3名) | 89,100円 | 10% | 29,700円 |
| チーム(5名) | 140,250円 | 15% | 28,050円 |
| グループ(10名) | 264,000円 | 20% | 26,400円 |
30名以上で利用する場合は、通常7,000円(税抜)の印刷テキストが全員無料になる特典もあります。お見積りや請求書の発行は、公式サイトの法人向けフォームから依頼できます。

管理職全員に受けさせても、この金額なら検討できるな。
相談窓口の担当者1人だけでなく、管理職や店長クラスにまとめて学ばせておくと、窓口に相談が届く前の段階で、現場の上司がトラブルに気づけるようになります。
まずは無料の資料で講座の中身を確認する
いきなり全員分を申し込む必要はありません。進め方は次の3ステップです。
- 1無料の講座資料を取り寄せて、カリキュラムが自社の課題に合うかを確認する
- 2相談窓口の担当者など、1人に先に受けてもらう
- 3その人の感想を聞いてから、管理職などに広げる
この順番なら、合わなかったときの損は1人分で済みます。
\社員研修の見積りは、公式サイトから相談できる/
上部メニューの「法人・団体受講」から、団体割引と見積り依頼フォームに進めます
ただ、この記事を読んでいる人の中には、いままさに職場でハラスメントや労働トラブルに巻き込まれていて、資格の勉強どころではない人もいるはずです。
次の章は、その人のために書きます。
資格より先に、今の職場から離れたほうがいい人もいる

知識は身を守る道具になります。でも、今まさにハラスメントを受けているなら、1カ月かけて講座を見ている場合ではありません。
先に、いまの自分を守るために動いてください。
- 今つらいなら、資格の勉強より先に「相談」か「辞め方を決める」
- 会社の外に、無料で相談できる国の窓口がある
- 資格は、落ち着いてからいつでも取れる
今ハラスメントを受けているなら、先に相談先へ
職場のトラブルは、会社の外にある「総合労働相談コーナー」で、無料で相談できます。
用語メモ|総合労働相談コーナーとは各都道府県の労働局や、全国の労働基準監督署の中に置かれている国の相談窓口です。パワハラ・解雇・賃金の未払いなど、職場のトラブル全般を無料で相談できます。

会社の外に、相談できる場所があったんだ…
上司の言動がパワハラにあたるかどうか迷っているなら、クラッシャー上司の末路【実例3選】弱点・自滅パターンと今すぐできる対処法で対処法を具体的に書いています。
職場の地味な嫌がらせならお菓子ハラスメントの対処法|無理やり食べさせられる・自分だけ仲間外れも参考になります。
もう限界なら、辞め方を先に決める
冒頭で書いたとおり、私は理不尽な職場に当たったとき、喧嘩するか、馬鹿らしくなって辞めるかのどちらかでした。
記録を残して社内で戦う発想はありませんでした。記録してまで残りたい会社ではなかったからです。そう見切って辞めたことを、後悔したことはありません。

残る価値のない会社のために、自分をすり減らす必要はありません。
状況別に、次の記事にまとめています。
明日の朝、会社に行かずに終わらせる方法がありますブラック企業の最強の辞め方!退職代行なら当日の朝でも辞められる!
体と心が先です。資格は、落ち着いてからいつでも取れます。
労働トラブル相談士のよくある質問
最後に、申し込む前によく出る疑問のうち、本文で触れていないものに答えます。
Q. 学生や新社会人でも労働トラブル相談士の勉強はできる?
できます。公式サイトでは、最終テストの出題は社会人として基礎的なレベルと案内されています。受講者の声にも、20代から「学生の時に学んでも良い資格」という感想があります。
働いた経験が浅くても、サンプル問題が半分くらい解ければ十分ついていけます。
Q. スマホだけで取れる?
取れます。授業動画はスマホやタブレットで見られ、最終テストもオンラインで受けられます。テキストはPDFなので、スマホで読むこともできます。
通勤時間に動画、休日にテキストの見直し、と分けると1カ月で終わらせやすくなります。
Q. 労働トラブル相談士は履歴書にどう書けばいい?
資格欄に、取得した年月と正式名称の「労働トラブル相談士」を書きます。名乗れるのは最終テストに合格した人だけなので、合格前に書くのはやめましょう。
書いたら、面接で「なぜ取ったのか」を聞かれる前提で、理由を一言で話せるようにしておいてください。
Q. 会社の費用で受けることはできる?
会社次第です。資格取得の補助制度や研修制度がある会社なら、対象になる可能性があります。法人向けの申込や請求書の発行にも対応しています。
まずは就業規則や社内の制度を確認し、なければ「相談窓口の準備に役立つ」という理由で上司に提案してみてください。
まとめ|労働トラブル相談士は「取った理由」まで準備して完成する

冒頭の「有給を断られたら諦めるしかない?」「残業代はちゃんと払われてる?」。
この記事を読んだあなたは、もう答えられるはずです。
そして「民間資格に33,000円払って意味があるのか」という不安への答えは、使い方次第で、意味は十分にあるです。
| 📌 労働トラブル相談士を取る前に知っておきたいこと |
|---|
| ・難易度は低く、平均1カ月・約6時間のオンライン講座で取れる ・2026年10月からカスハラ対策も義務になり、社内で相談を受けられる人の必要性は上がっている ・履歴書に書けば、採る側には「勉強熱心な人」に見え、面接で話が広がる ・面接では、前の会社への不満ではなく、職場でどう役立てるかで理由を話す ・ハラスメント専門ではなく、社外の相談には使えない。職場の中で使う知識 |


資格をとるなら、面接で話す理由までセットで考えておけばいいんですね。
資格は、取った瞬間に何かが変わるものではありません。学んだ知識を職場で使い、面接で自分の言葉で話せたときに、はじめて武器になります。
働くルールを知っている人は、自分も、隣の同僚も守れます。その一歩を、1本3分の動画から始めてみてください。
\まずは資料で、中身を確かめてから決める/
資料請求は無料。読んでから申し込むかどうか決めれば十分です



