給与明細の控除欄を、上から順に指でなぞってみてください。
所得税。住民税。……以上。
「雇用保険」という行が、ない。
その引っかかりを抱えたまま検索して、ここに辿り着いたんだと思います。
先に結論から言います。フリーターでも雇用保険には入れます。
というより、条件を満たしているなら、あなたを加入させるのは会社の義務です。頭を下げて入れてもらうものではありません。

「バイトは対象外」なんてルール、どこにも存在しないんですよ。
ただ、この記事で本当に伝えたいのは制度の話ではありません。
私は29社を渡り歩いて、今は人を採る側にいます。その立場から見ると、雇用保険の手続きをするかしないかは、会社にとって「この人は何か月ここにいる人か」という見積もりの結果なんです。
つまり、給与明細のあの空白は、制度の話であると同時に、その職場があなたをどう数えているかの答えでもある。
まずは制度をはっきりさせます。そのあとで、会社側の計算の話をします。
フリーターも雇用保険に入れる|加入させるのは会社の義務です
まずは、あなたが対象かどうか。ここを30秒で確定させましょう。
雇用保険の加入条件は2つだけ|週20時間以上・31日以上の雇用見込み
条件はシンプルで、次の2つを両方満たしていれば被保険者になります。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 所定労働時間 | 1週間の所定労働時間が20時間以上 |
| 雇用の見込み | 31日以上引き続き雇用される見込みがある |
雇用形態は一切関係ありません。アルバイトでもパートでも契約社員でも、この2つを満たせば対象です。
「週20時間」は、1日5時間×週4日でクリアします。コンビニでも飲食でも、そこそこシフトに入っている人ならほぼ当てはまる水準です。

シフトが週によってバラバラな場合はどうなるんですか?
判断のもとになるのは、実際に働いた時間ではなく雇用契約で決められた所定労働時間です。契約書の内容があいまいで自分では判断がつかないときは、ハローワークで聞くのが確実です。
学生アルバイトは原則対象外|夜間・通信制は例外
例外もあります。昼間の学校に通っている学生は、原則として雇用保険の対象外です。
ただしこれは「昼間学生」に限った話で、夜間部や通信制の学生、休学中の人などは加入対象になり得ます。学生というだけで一律に外されているなら、確認する価値はあります。
2028年10月から加入条件が「週10時間以上」に広がります
もうひとつ、知っておくと得な話を。
2024年5月に成立した改正雇用保険法により、2028年10月1日から加入要件が「週10時間以上」に引き下げられます(31日以上の雇用見込みという条件はそのまま)。新たに約506万人が対象になる見込みです。
今は条件を満たしていない人も、いずれ入る側に回るということです。
条件がわかったところで、次はもっと切実な問題。自分は今、入っているのか。
自分が雇用保険に入っているか確認する3つの方法

「たぶん入ってない気がする」で止まっている人が本当に多いんですが、確かめる方法はちゃんとあります。
しかも、これから紹介する3つは全部、会社に知られずにできます。ここ、地味に大事です。「聞いたらシフト減らされるんじゃないか」という不安があるうちは、誰も動けないので。
給与明細の「雇用保険料」欄を見る|30秒で終わります
いちばん早いのがこれ。
控除欄に「雇用保険」「雇用保険料」という項目があって、金額が入っていれば加入しています。天引きされているということは、被保険者だということです。
金額の目安も出しておきます。月の給料が15万円なら750円前後。所得税や住民税に比べて桁がひとつ小さいので、見分けはつきやすいはずです。
逆にその行がまるごとない、または0円のままなら、加入していない可能性が高い。

そもそも給与明細、もらってないんですけど…
それ、かなり重要な情報です。
給与明細(支払明細書)の交付は、所得税法で義務づけられています。※所得税法第231条
出していない時点で、その会社は労務まわりを整えていません。雇用保険の手続きもしていない可能性は、かなり高いと見ていいです。
雇用保険被保険者証が手元にあるか探す
加入したとき、会社から「雇用保険被保険者証」という横長の紙が渡されているはずです。ここに被保険者番号が書かれています。
ただし、会社が預かったまま渡していないケースもよくあります。手元にない=未加入、とは限りません。入社時にもらった書類を封筒ごと保管しているなら、まずそこを見てみてください。
ハローワークで直接照会する|いちばん確実です
自分で調べてもはっきりしないなら、これで決着します。
住所地のハローワークに本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を持っていけば、自分が雇用保険に加入しているかを照会してもらえます。
この照会をしたことが、会社に伝わることはありません。窓口で聞いて、その場で答えが返ってくるだけです。

不安なまま抱えているより、はっきりさせたほうが絶対ラクですよ。
さて、「入っている」とわかった人が次に気になるのは、たぶんこれですよね。
フリーターの雇用保険料はいくら引かれる?

手取りが減るのは誰でも嫌です。実際いくら持っていかれるのか、はっきりさせておきましょう。
計算式は「賃金総額 × 労働者負担分」だけ
計算はとても単純です。
雇用保険料(本人負担)= 賃金総額 × 労働者負担の保険料率
賃金総額には、基本給のほか残業代・通勤手当・賞与なども含まれます。
そして令和8年度(2026年度)の一般の事業における労働者負担分は、5/1,000(=0.5%)です。※厚生労働省「令和8(2026)年度 雇用保険料率のご案内」/適用期間:2026年4月1日〜2027年3月31日
月収別シミュレーション|10万・15万・20万
実際の金額を出します。
| 月の賃金総額 | 雇用保険料(本人負担・月額) |
|---|---|
| 10万円 | 500円 |
| 15万円 | 750円 |
| 20万円 | 1,000円 |
月15万円稼いでいる人で、月750円。
飲み会1回分にもなりません。
保険料は会社と折半|あなたが全額払っているわけではない
もうひとつ大事なのが、この保険料をあなただけが負担しているわけではないということ。
令和8年度の一般の事業では、失業等給付等の部分を労働者と事業主が5/1,000ずつ負担し、さらに雇用保険二事業の3.5/1,000は事業主のみが負担します。合計1.35%のうち、あなたが払っているのは0.5%だけです。

え、会社のほうが多く払ってるんですか?
そうなんです。そしてこれが、あとで出てくる「会社が入れたがらない理由」に直結します。
では、この月750円で何が守られるのか。
雇用保険に入っていないと、何を失うのか?
月750円を払わずに済んでラッキー、と思っているなら、いったん止まってください。
失っているもののほうが、はるかに大きいです。
辞めても失業保険(基本手当)が1円ももらえない
いちばん大きいのがこれです。
失業保険(基本手当)は、雇用保険の被保険者だった人にしか支給されません。未加入なら、どれだけ長く働いていても、辞めたあとの給付はゼロ。
条件を満たしていれば、離職前の給与の5〜8割が数か月にわたって支給される制度です。バイトを辞めたあとの生活を支える金額としては、決して小さくありません。
もらえるものは、ちゃんともらってください→
フリーター退職後に失業保険で月7~12万円!受給条件・申請手順・実績作りまで完全解説
教育訓練給付で資格を取るルートが使えない
雇用保険の給付は失業保険だけではありません。
教育訓練給付を使えば、指定講座の受講費用の一部が支給されます。手に職をつけて今の状況から抜け出したい人にとって、これを使えるかどうかは大きな差です。
失業したときに使える制度、実はこんなにあります→
失業したらもらえるお金完全ガイド!受給条件から手続きまで徹底解説
ケガ・病気・突然のシフト打ち切りのときに、何も残らない
そして、いちばん怖いのがこれ。
アルバイトの立場は、会社の都合ひとつで簡単に揺らぎます。店舗が閉まる。シフトが半分に減らされる。次の更新はないと言われる。
そのとき雇用保険に入っていれば、次を探すための時間を買えます。入っていなければ、翌月からいきなり収入ゼロです。

月750円は保険料じゃなくて、次を探す時間の前払いだと思ってください。
ここまでは制度の話でした。ここからが、この記事で本当に書きたかったことです。
会社が雇用保険に入れたがらない本当の理由

条件を満たしているのに加入させていない会社は、現実に存在します。
しかも珍しくありません。
なぜそんなことが起きるのか。採用担当としてその判断をする側にいるので、内側の計算を正直に書きます。
理由1:手続きが面倒で、会社も保険料を負担するから
まず、単純にコストです。
さっき書いたとおり、雇用保険料は会社のほうが多く負担しています。一般の事業なら、あなたの0.5%に対して会社は0.85%。アルバイトが20人いれば、その分が毎月出ていきます。
さらに、加入させるには資格取得届の提出が必要で、辞めるたびに喪失手続きと離職票の発行が発生する。人の出入りが激しい職場ほど、この事務が重くのしかかります。
理由2:あなたが「すぐ辞める前提」で採用されている
こっちのほうが、正直きつい話です。
手続きをしないという選択の裏には、「どうせすぐ辞めるだろうから、やるだけ無駄」という読みがあることがあります。
加入条件のひとつは「31日以上の雇用見込み」でした。裏を返せば、加入させていないということは、会社があなたを31日以上いる人として数えていない可能性があるということです。
私は29回、入社手続きをしてきました。会社がその人をどう位置づけているかは、初日に渡される書類の枚数にわりと正直に出ます。
その求人票、他にも危ないサインが出ていませんか→
やばい求人票の見分け方!ブラック企業あるある特徴】
理由3:逆に、ちゃんと加入させる会社が考えていること
一方で、アルバイトでもきっちり手続きをする会社があります。
そういう会社は、コストと事務を承知のうえで「この人には長くいてほしい」と判断している。人を頭数ではなく、戦力として数えているということです。
つまり雇用保険は、制度であると同時に、その職場があなたをどう見ているかの通知表でもあります。

自分の職場がどっちなのか、ちょっと考えちゃいますね…
もし後者じゃないと感じたなら、その違和感は覚えておいてください。長くいる場所として正しいのか、立ち止まる材料になります。
では、実際に入っていなかったとわかったら、どう動けばいいのか。
雇用保険に入っていなかったときの対処法

泣き寝入りする必要は、まったくありません。順番に見ていきます。
まず会社に聞く|角が立たない言い方の例
いきなり「これ違法ですよね」と切り込むと、その後が働きづらくなります。おすすめしません。
こういう聞き方が無難です。
「すみません、確定申告のことを調べていたら雇用保険という項目が出てきて。自分が加入しているかどうか、確認させていただけますか?」
自分の手続きのために確認したい、という体にすると相手も身構えません。単なる手続き漏れだったケースもそれなりにあるので、まずはここからです。
会社が動かないならハローワークへ|遡って加入できます
会社が取り合わない、話をはぐらかす。そういうときはハローワークです。
雇用保険の加入手続きは、遡ってできます。原則は2年前まで。ただし、雇用保険料が給与から天引きされていたことが給与明細などで確認できる場合は、2年を超えて遡ることができます(平成22年10月1日から)。※厚生労働省
天引きされていたのに未加入扱いだった、という最悪のケースにも救済ルートがあるということです。給与明細は捨てずに取っておいてください。

給与明細って、こういうときに効くんですよ。
揉めたくないなら、辞めてから確認するのでもいい
現実的な話もしておきます。
在職中に会社と揉めるのはしんどい。シフトを減らされるんじゃないかという不安もある。
その場合、辞めてからハローワークに相談するという選択もあります。遡及の手続きは在職中でなくてもできますし、ハローワークが会社に確認を入れてくれるので、あなたが直接交渉する必要はありません。
そもそも人が定着していない会社は、他にもサインを出しています→
人手不足なのに雇わない会社は危険!20代が見極めるべき5つの警告サインと対処法】
ただ、ここまで読んで気づいたと思います。
どの方法を選んでも、問題そのものは終わらないんです。
会社に聞いても、ハローワークに動いてもらっても、次の職場が同じ判断をするかどうかはまた分からない。入ってみるまで分からないし、そのたびに給与明細をなぞることになります。
根本から終わらせる方法はひとつしかありません。入れないという選択肢が存在しない側に移ること。つまり正社員です。
さっき「加入させない会社は、あなたを31日以上いる人として数えていない」と書きました。正社員として採るというのは、その真逆です。何年もいる人として数えるということなので、雇用保険の手続きをしないという発想がそもそも出てきません。
20代向けの転職エージェントは、職歴なし・フリーターからの正社員採用を前提に求人を持っています。バイト先を選び直すより、こっちのほうが早いです。
\「何年もいる人」として数えてもらいませんか/
無料です。職歴がなくても大丈夫。今すぐ辞める必要もないので、どんな求人があるか見るだけでも。
ところで、健康保険や厚生年金とごちゃ混ぜになっている人も多いので、そこも整理しておきます。
雇用保険と社会保険(健康保険・厚生年金)は別物です

名前が似ているせいで混同されがちですが、加入条件も中身も違います。
加入条件が違う|フリーターの保険早見表
| 保険の種類 | 主な役割 | フリーターの主な加入条件 |
|---|---|---|
| 雇用保険 | 失業時の給付、教育訓練給付 | 週20時間以上+31日以上の雇用見込み |
| 労災保険 | 仕事中・通勤中のケガの補償 | 労働者全員が対象(保険料は全額会社負担) |
| 健康保険・厚生年金保険 | 医療費の負担軽減、将来の年金 | 労働時間・賃金・勤務先の規模などの条件による |
押さえるポイントは3つです。
| ✅ 知っておきたいポイント | 内容 |
|---|---|
| 📌 雇用保険と社会保険は別制度 | 雇用保険と健康保険・厚生年金は加入条件がまったく異なります。そのため、雇用保険だけ加入していて、社会保険は未加入という状態は普通にあり得ます。 |
| 🦺 労災保険は全労働者が対象 | アルバイト・パートを含め、雇われて働く人は原則として全員が対象です。保険料は会社が全額負担するため、「バイトだから対象外」ということはありません。 |
| 🔍 社会保険は最新ルールを確認する | 健康保険・厚生年金の加入対象は法改正で広がり続けています。自分が加入対象か迷ったら、勤務先や年金事務所で最新の条件を確認するのが確実です。 |
辞めたあとの保険と年金、放置すると本当に面倒です➡退職後の年金・保険の切り替え手続きはいつまで?放置するとどうなる?必要書類と全手順を解説】

結局、全部に入るにはどうすればいいんでしょう?
いい質問です。それが次の話になります。
雇用保険に確実に入りたいなら、正社員が一番早い

身も蓋もない結論を言います。
バイト先を変えるより、雇用形態を変えるほうが確実です
条件を満たすシフトに入れてくれるバイト先を探して、そこがちゃんと手続きしてくれることを祈る。これ、けっこう運任せです。
正社員なら、雇用保険も健康保険も厚生年金も、入っていないほうが異常です。探す手間が丸ごと消えます。
20代なら、まだ選べる側にいます
「フリーター歴が長いから無理」と思っている人。採る側から見ると、20代のフリーターは普通に採用候補です。
企業が20代に求めているのは職歴ではなく、これから何年働いてくれるかだからです。25歳のフリーターと32歳の経験者を並べたとき、前者を選ぶ会社は珍しくありません。
そしてこれは、年齢が上がるほど確実に減っていく選択肢でもあります。
このまま行くと何が起きるのか、先に見ておいてください→
フリーターの末路は悲惨?20代・30代・40代で起きることを「末路の入り口から戻った」採用担当が解説】
「どのエージェントが自分に合うのかわからない…」
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| 中卒・高卒で不安 | タネックス 詳細記事:タネックスの評判はやばい?退会・しつこい電話の真相と中卒OKの実態を解説 |
ここまで「20代なら」と書いてきましたが、そうじゃない人もいますよね。
フリーターを何年も続けてきて、履歴書に書けることが本当に何もない。20代のうちに動けばよかったのは分かっているけど、もう過ぎた。
私が最初にまともに就職したのは27歳のときです。それまではフリーターで、失業保険の存在すら知りませんでした。だから「もう遅い」と思う気持ちは、わりと分かるつもりです。
ただ、採る側に回ってから分かったことがあります。企業が本当に見ているのは職歴の中身ではなく、これから何年いてくれるかです。30歳で職歴がない人と、30歳で3社経験している人。育てる前提の会社なら、前者を避ける理由は実のところあまりありません。
問題は別のところにあります。20代限定のサービスだと、相談すらできないんです。第二新卒エージェントneoは28歳まで、UZUZは29歳まで。ここで弾かれて「やっぱり自分は無理なんだ」と受け取ってしまう人が、けっこういます。
それは年齢制限に当たっただけで、あなたが評価されたわけではありません。

サービスの対象外なだけなんですよ。落とされたわけじゃない。
キャリアスタートは35歳まで対応していて、学歴や職歴に自信がない層を前提に組まれたサービスです。年齢で先に切られたくないなら、こちらから当たってください。
\「もう遅い」で終わらせないでください/
学歴・職歴に自信がない人が前提のサービスです。無料で、断るのも自由。今のバイトを続けながらで大丈夫です。
どのエージェントを選ぶかで結果が変わります→
2026年】転職エージェントおすすめ第二新卒5選|大手で相手にされない人へ
最後に、細かい疑問をまとめて片づけます。
フリーターの雇用保険Q&A

ここまでで拾いきれなかった質問に、短く答えます。
- Q
バイトを掛け持ちしています。合わせて週20時間を超えたら加入できますか? - A
できません。加入の可否は勤務先ごとに判断されるので、合計では見てもらえないんです。A店で週12時間、B店で週12時間なら、合計24時間でも両方とも対象外です。
逆に、両方の勤務先でそれぞれ条件を満たしている場合も、二重には加入できません。この場合はメインで収入を得ている側で加入するのが一般的です。
なお、65歳以上には2つの勤務先の労働時間を合算できる特例(雇用保険マルチジョブホルダー制度)がありますが、それ以外の年齢では使えません。
- Q
雇用保険被保険者証をなくしました - A
再発行できます。ハローワークで手続きすれば、その日のうちに受け取れることが多いです。
- Q
転職したら、それまでの加入期間は引き継がれますか? - A
原則として引き継がれます(離職から次の加入までの空白が長すぎる場合を除く)。だからこそ、短期間でも加入しておく意味があります。
- Qいつから加入になりますか?
- A
条件を満たした日から被保険者となります。会社が手続きを忘れていた場合でも、遡って処理されます。
- Q
失業保険をもらいながらバイトはできますか? - A
条件付きでできます。ただし働きすぎると受給資格そのものを失うので、ルールを先に確認してください。
知らずにやると、3倍返しの世界が待っています→失業手当×アルバイトで生活費を確保!やってはいけないこととは?】
- Q会社に「バイトは入れない決まり」と言われました
- A
そういう決まりは法律上ありません。条件を満たすなら加入させるのは事業主の義務です。納得できなければハローワークに相談してください。
まとめ|フリーターの雇用保険は加入が会社の義務。保険料と確認方法を押さえよう

給与明細をなぞって「雇用保険」の行がなかった、あの引っかかりの正体は、これでわかったと思います。
要点を置いておきます。
| ✅ この記事のポイント | 内容 |
|---|---|
| 👷 フリーターでも加入対象になる | 週20時間以上働き、31日以上の雇用見込みがあれば、フリーターでも雇用保険の加入対象です。 |
| ⚖️ 加入は会社の義務 | 雇用保険に加入させるのは会社の義務であり、本人がお願いする制度ではありません。 |
| 💰 保険料の負担は意外と少ない | 月収15万円なら本人負担は月750円前後(令和8年度・一般の事業)。しかも会社側の負担額のほうが大きくなっています。 |
| 🚨 未加入だと受けられない制度がある | 加入していなければ、退職後の失業保険や教育訓練給付などの制度を利用できません。 |
| 📝 未加入に気づいたらすぐ確認 | 給与明細を持ってハローワークへ相談しましょう。状況によっては、2年を超えて遡って加入手続きが認められるケースもあります。 |
そして、いちばん覚えておいてほしいこと。
雇用保険に入れてもらえていないのは、単なる事務ミスであることもあります。でもそうでないなら、その職場はあなたを「長くいる人」として数えていないということです。
それは制度の問題ではなく、扱いの問題です。
誤解しないでほしいんですが、フリーターでいることが悪いなんて、私は一度も思っていません。27歳まで自分がそうでしたから。
そして「正社員になったほうがいいよ」という言葉も、たぶんもう十分に聞いてきましたよね。親からも、友達からも、近くにいる人からも。だからここで、私まで同じことを言うつもりはありません。
ひとつだけ、伝えたかったことがあります。
給与明細に雇用保険の欄がなかったのは、あなたが選んだ働き方が悪いからじゃないということです。あなたを数えていない場所にいる、それだけの話です。順番が逆なんですよ。悪いのはあなたじゃなくて、扱いのほう。
だから今日は、正社員になれとは言いません。
ただ、給与明細をもう一度だけ見てください。そこに雇用保険の行があるかどうかは、あなたがどう扱われているかの、いちばん短い答えです。

数えてくれる場所は、ちゃんとありますよ。急がなくていいので、覚えておいてください。
まだ大丈夫」が、いちばん危ない→
一生フリーターでなんとかなるわけがない…25歳で芽生えた就職願望】
\「ちゃんとした会社」がどんなものか、一度見てみませんか/
無料です。話を聞くだけでも大丈夫。今の職場と比べる材料が増えるだけでも十分です。


