たくさん応募すれば内定のチャンスが広がる?
ネット上の就職・転職掲示板では「100社以上に応募した!」という経験談を見かけることがありますが、果たしてこの過剰な応募は本当に必要なのでしょうか?
転職活動をする際、多くの企業に応募すれば内定の可能性が高まると考えがちです。
でも実際、応募しすぎるとマイナスの影響が出てきます。
- 応募しすぎると企業から”本気度が低い”と見なされるリスクがある
- 適切な応募数とは何社程度か目安が分かる
- 応募数を絞るための対策方法が理解できる
- 複数内定獲得時の賢明な判断の仕方が分かる
- 応募数が多い時のスケジュール管理術が学べる
就職・転職活動で「応募しすぎたかな?」と感じているなら要注意です!
なぜなら、応募先が多ければ多いほど、1社1社に注力できる時間が割かれなくなり、細かい対策が疎かになってしまうからです。
また企業に「本気度が低い」と思われかねません。
結果として、面接での不手際が生じる可能性が高まります。

別にうちじゃなくても内定が出ればどこでもいいんじゃないの?

内定を狙う企業に集中しつつ、無駄な労力を避ける方法をお伝えします!
私(PAPAO)の体験談
就活が難航し、焦りから私自身も第二新卒の時に30社以上もの企業に応募しました。
結果的に、内定が有望視されていた企業すら不採用になるというつらい経験をしました。
本当はちゃんと狙いを絞れば内定が取れそうだった企業も、応募数が多すぎたために手落ちしてしまったのです。
このような失敗から学んだ教訓を活かし、応募数が多すぎる時のリスクと上手な対処法を、自身の体験に基づいて解説したいと思います。
第二新卒やフリーターで就職活動に悩んでいる皆さんの参考になれば幸いです。
焦りから応募をしすぎ、失敗を重ねた私の経験を共有できれば嬉しいです。
転職活動での応募数が多すぎるリスクとは?

●転職活動において、応募する企業数は慎重に選ぶべきです。
適切な上限を設定することは、効率的な転職活動を行う上で重要なポイントとなります。
では、なぜ企業数が多すぎると問題なのでしょうか?

私(PAPAO)の実体験から、以下その理由について3つ詳しく説明します。
①企業へ熱意が感じられない印象を与えてしまう…
応募先が多すぎると、一社一社への熱意が伝わりづらくなります。書類選考でその企業への情熱を示せず、落とされてしまいました…企業理解が浅いまま応募していたため、本気度が疑われたようです。
②企業研究やアピール準備が手薄になった…
同時に複数の企業の面接対策をするのが難しく、各社への具体的なアピールポイントを用意できませんでした。ある面接では「なぜここに興味があるのか分からない」と指摘され、減点の理由になりました。
③スケジュール管理がめちゃくちゃになった…
応募先が30社を超えると、締切や面接日程の管理が厄介になります。面接当日に別の日程を間違え、遅刻して最悪の事態になりかけたこともありました。

このように応募の「量」に走り過ぎて、一社一社への「質」を怠っていました…
結局、手当たり次第に応募しても、書類作成に費やせる時間や面接の準備時間が確保できません。
そして本当に働きたい会社に内定を得られなければ、時間と労力を無駄にしてしまうだけです。
応募しすぎは企業から信用を失う恐れがある
転職応募した企業数が多すぎると何が問題?
●転職活動において、応募先や面接の回数にも適正なラインがあります。
なぜなら、応募数が多すぎると、以下のような問題が発生するからです。
応募数が何社を超えると問題が起きるかは個人差がありますが、私の実体験から見ると、以下のような課題がありました。
- 応募が多すぎると選考考に影響する
- 応募管理の困難さ
- 選考プロセスの質の低下
応募が多すぎると選考考に影響する
●転職活動において、応募企業数が多すぎると、企業との信頼関係損失のリスクがあります。
多くの企業に応募していることが明らかになると、その企業に対する本気度が低いと受け取られてしまう可能性があります。
応募が多すぎると書類選考の通過率に影響する理由
応募先が多すぎると、一社一社への熱意が込められた応募書類を作成するのが難しくなります。
結果として「この求職者は私たちに本気じゃない」と企業側に受け止められかねず、書類選考で落とされるリスクが高まってしまいます。
30社以上も応募していれば、「これ本気なの?」と疑問視されてしまいます。
求職者と企業のマッチングを重視する転職エージェントからも、同様の指摘を受ける場合があります。

他社も無差別に受けてて弊社は本命ではないのかな?

応募した企業はその人の「真剣度」を一番気にします。
しかし業種や職種によっては、応募数が多くてもある程度は容認されることもあるため、状況に応じた対応が求められます。
でも「他にも何社も応募していることは言わなければバレない」と考えるかもしれません。

言わなきゃバレないでしょ?
確かに他も応募していると、言わなきゃバレないです!
しかし、うっかり本音を漏らしたり、企業理解や熱意が足りないなどの兆候が出て、採用担当者に「うちは本命ではないのかな?」と悟られてしまう恐れがあります。
複数企業の面接を重ねると、一つひとつの企業への事前研究が不十分になりがちです。
その結果、各社の具体的な魅力をしっかりとアピールすることが難しくなり、面接官を惹きつける質の高い回答ができなくなる可能性があります。
面接を重ねるごとに、その会社への理解が浅くなるため、本当に面接官の心を掴めるようなアピールができなくなってしまうのです。
企業研究が手薄になれば、魅力的な応答ができず、面接官を惹きつけることができません。
応募数が多すぎれば、対応が疎かになり企業の信頼を失いかねません。
一方で少なすぎれば選択肢が狭まり、望む条件の内定を得られない可能性もあります。

応募数のバランスは重要です。
応募管理の困難さ
また、多数の応募を同時に管理することは困難であり、内定辞退時の対応遅延が不誠実な印象を与えることもあります。
さらに、応募企業数が多いと、各企業への準備が不十分になり、面接や書類選考の質が低下し、望む職を得るチャンスが減少することも考えられます。
したがって、自分のキャリア目標に合致し、熱意を持って検討している企業にのみ応募することが、企業との信頼関係を維持し、時間と労力を有効に活用するために推奨されます。
応募企業が多すぎて対応しきれない
●企業から同時に面接の日程が複数入り込んでくると、上手く対応できなくなってしまう可能性が高まります。
1社の面接対策だけでも相当な労力を要するのに、その準備を並行して行うのは想像するだけでもたいへんです。
結果として、ひとつひとつの企業に対して、十分な準備期間を確保できなくなる可能性が出てきます。
「先週の○○株式会社の面接は、急な日程で準備不足だったから失敗したかも…」
「今週は3社の面接が集中しているから、全部万全の対策ができない…」
このように、応募数が多くなり過ぎると、面接当日の対応に不安を感じてしまいます。
心理的なプレッシャーがかかり、本来の実力が発揮できない恐れもあります。

応募先が10社、20社と増えていくと、面接の日程調整が大変になってきます。
●実際に、「応募数が多すぎて企業の詳細を把握しきれず、不手際があって不採用になった」という切ない体験談を20代の就活生から聞くことも少なくありません。

急に「面接の日時を変更したい」なんて言ってきたけど、他社の面接を入れてしまったのでは…?
複数の企業を受けるのは当然ですが、応募数が過剰になると、細かな準備を疎かにしてしまう恐れがあります。
その結果、企業から「この人は真剣に就職を考えていないのか」と不審がられ、不採用に至ってしまうケースもあるのです。

応募数は適切に管理し、準備を怠らないよう心掛けましょう。
■同時に何社も受けても面接でパニくらない必勝法!
詳細記事 面接で頭真っ白!面接 スラスラ言えない…【パニくらない対策方法】
応募数が多すぎるときの対策方法

●応募数が多すぎると、企業から熱意がないと見なされる恐れがあります。
そこで、適切な応募数を維持しながら、効率的に対応する方法が必要不可欠です。
丁寧な企業研究と求人の選別、スケジュール管理の工夫などが対策のポイントとなります。
転職活動の優先順位を決める
本当に内定を狙う企業を上位に
●転職活動に際してまず重要なのは、どの企業を最優先で内定を狙うのかを明確にすることです。
転職活動においては、自身のキャリアプランと一致する企業を見極めることが重要です。

以下のポイントを考慮して、優先順位を決定しましょう!
- 理想の企業: 自分のキャリアプランにマッチした企業を選びます。
- 年収アップ: 給与の増加が見込める企業を探します。
- キャリアステップアップ: 長期的なキャリア形成に寄与する企業を優先します。
その他の企業は控えめに応募
●一方で、熱意があまりない企業や、あくまで滑り止め的な位置付けの企業に関しては、優先順位を下げて控えめに応募することをおすすめします。
過度に応募を重ねてしまうと、先ほど説明した通り、対応に窮する可能性が高まってしまいます。
つまり、効率的な求職活動を行うには、「本命企業」と「滑り止め的な企業」を分けて優先順位を付け、計画的に応募を進めていくことが賢明な方法と言えるでしょう。
1社ずつじっくり応募するメリットと対策方法
●確かに1社に絞って応募する方が、企業研究を十分にでき、高い通過率が見込めます。
しかし時間もかかり、内定が出るまで他社に応募できません。
そこで、同時に複数社に応募しつつ、1社ずつ丁寧に対応する必要があります。
転職活動の目的を明確にすることの重要性
応募が多くなると、本来の転職理由を見失いがちです。そうならないために、最初に転職目的や希望条件を明確にしておくことが不可欠です。
適職を見つけたい、年収アップを目指しているのか、労働環境の改善を求めているのかなど、しっかりと自覚しておきましょう。
目的が定まれば、応募先も絞りやすくなります。給与水準が高いからと魅力的な求人に流されてしまっては本末転倒です。
企業の業界動向、財務状況、社風など、自身の人となりや価値観に合致するかどうかを入念に見極める必要があります。

高待遇だけを追い求めても、長く活躍できる職場は見つけられません。
求人情報を比較して応募数を絞る方法
●ネット上の求人情報は膨大な数があります。
日本国内の求人数は、「労働力調査結果」(総務省統計局)によれば、2024年4月時点で約6750万人です

一つ一つ精査するのは現実的ではありません。
まずは年収や勤務地、職種などの条件を明確にし、そこから該当する求人だけに絞り込みます。
さらにその中から複数の求人を比較し、自分にピッタリの魅力的なものを選び出しましょう。
求人情報の企業研究で応募先を決定
●求人票の内容だけでは不十分な場合があります。
応募先が多すぎないよう、事前の企業研究や求人情報のチェックが重要です。
具体的には、企業の業績や業界動向、社風や働き方、自身の希望との合致度を確認し、本当に魅力のある企業かどうかを見極める必要があります。
応募前に企業の業績や業界動向、社風などを確認し、自分にマッチしているかどうかを見極めましょう。
単に給与条件が良いだけでは応募するべきではありません。
転職会議のような求人サイトで、企業の口コミや評判も参考にできます。
応募前に求人情報の内容を確認する重要性
●求人票の内容に誤りや違和感があれば、そのまま応募するべきではありません。
「この賃金は低すぎない?」「勤務地が遠すぎる」など、違和感があれば応募をしないほうがいいでしょう!
そうしないと後々になって後悔可能性があります。

応募する前に「もし入社したらこの給料で生活できるのか?」「毎日の通勤が苦でないか?」など自問自答してから応募しましょう!
適切な求人応募数や面接の目安は?

●求人応募と面接の目安数値について、何社くらいが一般的なのでしょうか?
適切な応募数の上限は、業界や職種、年収レベルなどによっても変わりますが、20~30社程度が目安とされています。
ただし自身の条件に合わせて、この数値は変動します。

それでは、年収別の目安を見ていきましょう。
年収700万以下で20社程度が目安
【年収700万円以下の場合】
・応募数の目安:20社程度
・面接回数の目安:10回程度
●転職エージェントの方に聞くと、年収700万円以下の層であれば、20社程度を目安に応募するのが賢明だそうです。
20社を下回ると選択肢が狭まり過ぎてしまい、逆に20社を大きく上回ると先に説明した通り、対応が手薄になりがちです。
ゆえに20社前後が無難なラインとされているのです。

無理のない範囲で優先順位をつけ、1社1社に十分な対策を尽くすことが、転職成功への近道なのです。
年収700万以上で30社が上限
【年収700万円以上の場合】
・応募数の上限目安:30社
・面接回数の目安:15回程度
●一方、年収が700万円を超える層については、応募数の上限は30社が一般的だと言われています。
高年収の方ほど、求められる経験値や専門性が高く、条件にマッチする企業数自体が少なくなる傾向にあります。
そのため、20社を超えたあたりから無闇に追加応募を重ねるよりも、精査して絞り込む方が賢明とされています。

このように、ご自身の年収レベルに応じて、適切な応募数が異なってきます。
年収レベルごとに効率的な転職活動を行うにはそれらを踏まえた上でコントロールすることが重要です。
無闇に応募数を重ねるのではなく、自身のレベルに合わせて計画的に取り組むことが成功のカギとなるのです。
このように自身の年収レベルで目安が変わってくるため、無理のない範囲で効率よく活動を進めることが賢明です。
過剰な応募は避け、選りすぐりの企業に注力することが成功のカギとなります。

追加の応募はしっかりと精査し絞り込んでいく必要があります!
転職応募数が多いときの面接対策と応募数のバランス

●複数の企業から内定の見込みがある場合、面接対策と応募数のバランスが重要になります。
優先順位をつけた上で対応する必要があります。
複数応募時の重要な連絡の対応方法
●複数の企業から同時に電話やメールが来た場合、企業名と応募履歴を確認し、優先順位を付けて第一希望の企業を最優先に丁寧に対応しなければなりません。
その他の企業には状況を報告し日程の猶予を求め、企業からの連絡を間違えないよう細心の注意を払う必要があります。
電話やメールのやり取りでは必ず相手の企業名を確認し、返信の宛先を誤らないよう気を付けるとともに、内定を得た際にはできる限り早めに正直に事実関係を伝えることが賢明です。
面接対策をしながら多くの企業に応募する方法
●面接対策と並行して複数の企業に応募するのは、かなり難しい作業です。
まずは面接対策に集中し、志望度の高い数社だけに応募することをおすすめします。
その後、面接の感触を見ながら、次の応募先を決めていくと良いでしょう。
応募数が多い場合の面接準備のポイント
●限られた時間で複数の面接に備えるには、優先順位を付けて効率的に準備する必要があります。
まずは自己PR、志望動機、最終質問などの基本事項から整理します。
次に、各企業の情報を掘り下げて質問事項などをリストアップしていきます。
面接対策でアピールできる強みの準備
●面接では自分の強みをしっかりとアピールする必要があります。
そのため、自身の経歴から強みとなる点を洗い出し、それらを具体的にエピソードを交えて言語化する練習が重要になります。
転職応募数が多いときのスケジュールを効率的に管理する方法
●応募数が多くなると、スケジュール管理が煩雑になります。
対策として、エクセルなどの表計算ソフトで「企業名」「締切日」「選考状況」などを一覧で管理していました。

スマホのカレンダーアプリを使う手もあります。
短期間での応募と面接日程の調整の注意点
●面接日程が重なると、十分な準備ができなくなる可能性があります。
そのため、面接日程は早めに企業と調整し、スケジュールの過密を避ける必要があります。
「この日は絶対無理」という場合は、遠慮なく別日の提案をしましょう。
応募を1〜2ヶ月に集中させてしまうと、準備が間に合いません。
書類作成や企業研究、面接対策に十分な時間が取れなくなるからです。
できれば応募期間を2〜3ヶ月に分散させることをおすすめします。

時間に余裕を持たせることが大切です。
転職応募数が多い場合の応募書類の効率的な作成方法

●応募先が増えれば、それに伴い書類作成の工数も増えてしまいます。
ただし、効率的な作成方法を心得ていれば、質の高い書類を複数準備することが可能です。
ポイントは職務経歴書と履歴書の使い分けです。
多くの企業への応募に対応する履歴書・職務経歴書の作成方法
応募書類のテンプレートを作成
●効率的な応募書類作成には戦略が必要です。
まずは転職活動の優先順位を明確にし、次にその基準に沿った応募書類のテンプレートを作成しましょう。
応募先ごとに職務経歴書を作り分ける必要はありません。
1つの職務経歴書の本文を共通で使えば問題ありません。
一方、履歴書は企業ごとに合わせて作成する必要があります。
汎用性のある履歴書を1つ作成し、志望動機欄のみを企業に合わせて変更するのが効率的です。
履歴書本文は自身の強みや実績がよく分かる簡潔な表現にすることが大切です。
基本情報は共通で記載
●応募書類の作成に際して便利なのが「テンプレート」の活用です。
氏名、年齢、最終学歴、職務経歴などの基本情報は応募先に関わらず共通ですので、あらかじめこれらの項目を記入したテンプレートを用意しておくとスムーズです。
リクナビNEXTにも応募書類のテンプレートが用意されています。
履歴書や職務経歴書のテンプレートをWord、Excel、PDF形式でダウンロードできるほか、簡単な自動作成機能も利用できます。
狙い企業に合わせてアレンジ
●一方で、志望動機や自己PRなどの内容は企業ごとに異なる部分となります。
テンプレートに書かれている内容を編集・加筆していき、志望企業の事業内容や募集要項をしっかり把握し、合わせて自身の強みややりがいなども盛り込むことで、よりフィットした応募書類を作成することができます。
このようにテンプレートを上手く活用することで、一つひとつ丁寧に作り込む必要はなくなり、効率的な書類作成が可能になります。

転職エージェントに応募書類の作成や面接のスケジュール管理をしてもらうのが超絶楽です!
応募数を増やすための書類添削のポイント
●書類選考は合否の最初の関門です。
自分一人では客観的な視点が欠けがちなので、転職エージェントに書類の添削をしてもらうのがおすすめです。
エージェントの第三者の目から書類の改善点が見えてくるでしょう。
■地域は限られるが無料で利用できる転職エージェント
複数の内定獲得時の対処法

●複数の内定を獲得した際には、各企業の条件を冷静に比較し、自分のキャリアプランに最も合致する企業を選ぶことが重要です。
そのためには、企業のビジョン、文化、給与、福利厚生など、様々な側面から公平に検討する必要があります。
また、辞退する場合は、感謝の意を表しつつ、誠実かつ礼儀正しく連絡を行うことが大切です。これにより、将来的なネットワーク構築にも役立ちます。
内定企業を公平に比較・検討する
年収・福利厚生・通勤時間など
●複数の内定を手にした場合は、冷静に各企業の条件を比較・検討する必要があります。
単に年収が高ければそれに越したことはありませんが、長時間労働を強いられる可能性があれば必ずしもメリットとは限りません。
また、立地条件が悪ければ毎日の通勤に多大な時間を費やすハメになりかねません。
年収以外にも、福利厚生や通勤時間など、総合的に見た労働環境をしっかり比較する必要があります。

求人票だけではわからない企業の内情は転職エージェントに質問するのが一番です!
自身のキャリアプランに合致するか
●加えて、自身のキャリアプランにどの企業が最もマッチしているかをしっかり見極める必要があります。
例えば年収は高額でも、スキルアップの機会が乏しければ、将来的にキャリアを阻害する恐れもあります。
入社後のキャリアパス、ポストも考慮に入れて、総合的に自身の人生設計とマッチングするかどうかを検討することが重要になってきます。
つまり、単に表面的な条件だけでなく、自身のキャリア展望との親和性も加味して、公平に複数の内定企業を比較・検討する姿勢が欠かせません。
辞退の連絡は礼儀正しく
感謝の気持ちを忘れずに
●最終的に内定を辞退する企業があれば、きちんと連絡を入れましょう。
せっかく内定の段階までこぎつけたのですから、感謝の気持ちを忘れずに、丁重に辞退の旨を伝えることが求められます。
橋は切らず良好な関係を保つ
●また、伝え方としては「今回はお断りします」という一方的な表現は避け、可能であれば「次の機会には是非エントリーさせていただきたい」といった、関係を完全に絶たない柔らかい表現を心がけましょう。

誰にでも転職のチャンスは巡ってくるものです。
橋を燃やすのではなく、良好な関係を保っておくことが賢明です。
このように、複数内定獲得時には公平な比較検討を行い、企業に対する敬意を忘れずに丁重な対応を心がけることが重要になります。
感情的にならずに冷静な判断を下すことで、最善の選択ができるはずです。
■一度受けた会社に再応募したくなった時に読むべき記事
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転職エージェントと応募数の関係

●応募先が多くなると、一人で管理するのが難しくなります。
そんな時は転職エージェントを上手に活用しましょう。

転職活動において、転職エージェントを上手に活用することは重要な戦略となります。
転職エージェントとは?
求人情報の提供や面接のセッティング、アドバイスなどを行ってくれる専門家です。
転職エージェントを利用する前に知っておきたいこと!
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エージェントとの連携で応募数を最適化
●転職エージェントと密に連携し、アドバイスを仰ぎながら応募数を適正化することが重要です。
エージェントに「応募がちょっと多過ぎないか?」とストレートに指摘してもらい、改善点を一緒に探るといった具合です。
スケジュール管理の面でも支援してもらえます。

それでは、下記で複数の転職エージェントと組むメリットについて見てみましょう。
複数の転職エージェントを利用するメリット
転職活動では、転職エージェントを上手く活用することがポイントになります。
特に複数のエージェントを同時に利用することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 非公開求人の情報が豊富に入手できる
- 自分に合った求人を複数のルートから探せる
- 条件交渉への助言や面接対策のサポートが受けられる
一方で、デメリットもあります。エージェントによって契約条件が異なるため、入念な確認が必要になります。
またエージェント側の思惑で、自分の希望と合わない求人を押し付けられる可能性もあるでしょう。
総じて転職エージェントは活用すべきですが、上手く使いこなすために複数のエージェントを同時に利用することが賢明だと言えます。
■転職エージェントだと内定までが最短ルート!
詳細記事 転職エージェント経由だと内定率がなぜ高くなる?納得の5つの理由
専門エージェントと通常エージェントの違い
●転職エージェントには、一般的な通常エージェントと特定の業界・職種に特化した専門エージェントがあります。
専門エージェントは、専門分野への深い理解と強い求人網を持っています。

自分の経験や志向に合った求人を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。
営業スキルは一生の財産!20代から始めよう!
通常の総合的なエージェントは、幅広い求人を扱っているため、専門外の分野の求人も紹介されることがあります。

求人数が多い分、自分に合ったものを探し出すのが難しい面もあります。
転職活動では、両者のメリットデメリットを把握した上で、組み合わせて活用するのが賢明です。
まずは通常エージェントで活動の幅を広げ、次第に専門エージェントに絞り込むのがおすすめの使い分けです。
人気転職サイト「リクナビNEXT」の便利な使い方
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転職エージェントではないので、応募から内定まで、すべてあなた自身で活動する必要があります。

転職エージェントのようにサポートはありませんが、就職市場の動向を肌で感じるためにも、登録だけでもしておくべきです。
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一度登録しておけば、応募時の手間が格段に省けるでしょう。
このように転職活動では、転職サイトやエージェントを上手く組み合わせて活用することが大切になります。
自分に合ったものを見つけるために、複数の働きかけをしていくことがカギとなるのです。
■転職サイトでは日本最大級!エージェントと併用がおすすめ!
詳細記事 リクナビNEXTはブラックばかり?評判は悪い?転職までの全体像
まとめ
●転職活動で応募数が多すぎると、企業から「本気度が低い」と受け止められてしまう可能性があります。
書類選考や面接で不利になるリスクもあります。適正な応募数を意識し、スケジュール管理やエージェント活用、企業研究など、様々な対策を行うことが求められます。
また自身の強みを客観的に捉え、応募書類の作成も、基本情報のテンプレートを用意し企業に合わせて編集を加えることで効率化できます
そして応募の際は、本当に内定を狙う本命企業と本命企業の滑り止め的な企業に分け、優先順位をつけることが転職成功への近道です。
特に第二新卒やフリーター、社会人経験が浅い方はこの点に気を付ける必要があります。
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